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2021.08.19 08:35

レトロな洋館、やなせさんゆかり...アンパンマン図書館移転 高知県香美市

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今月いっぱいで休館する香美市立図書館香北分館。昭和の名残と異国情緒あふれるたたずまいで親しまれた(写真はいずれも香美市香北町美良布)

今月いっぱいで休館する香美市立図書館香北分館。昭和の名残と異国情緒あふれるたたずまいで親しまれた(写真はいずれも香美市香北町美良布)


11月、近くにオープン
 故やなせたかしさんゆかりの「アンパンマン図書館」が入る香美市立図書館香北分館(同市香北町美良布)が、8月末で休館する。やなせさんお気に入りの建物は昭和レトロなたたずまいで市民にも愛されたが、老朽化が進行。11月に近くの市基幹集落センター内に移転オープンすることになった。

 同分館の建物は、美良布商店街の一角に1930(昭和5)年、旧美良布村信用販売購買利用組合の事務所として建設された。鉄筋コンクリート造りでアールデコ調の2階建て。入り口のアーチやステンドグラスの丸窓が、昭和の洋館のムードを醸し出している。

やなせたかしさんらが寄贈した絵本などが並ぶ2階の「アンパンマン図書館」

やなせたかしさんらが寄贈した絵本などが並ぶ2階の「アンパンマン図書館」


 戦後は農協事務所に活用され、92年に旧香北町の中央公民館別館図書室として開館した。97年には、モダンな雰囲気を気に入ったやなせたかしさんらの発案で2階を「アンパンマン図書館」に改装。やなせさんやフレーベル館などが寄贈した絵本や詩集など約3千冊が並んでいる。

 香北分館全体の蔵書は約1万7千冊で、昨年度は約6600人が入館した。しかし近年は雨漏りや屋根の崩壊なども相次ぎ、市はひとまず市基幹集落センター1階に移転することを決めた。

 夏休みの宿題をしに訪れた香北中1年の鈴木由乃さん(12)は「アンパンマンの絵本を読みに小さい頃から来よった。思い出がある場所やきさみしい」と惜しんだ。

 市立図書館の門脇真里館長(47)は「歴史ある建物で運営できなくなるのは残念ですが、移転後もやなせさんの色を大切に、地域に身近な図書館を目指したい」と話している。

 移転後の現施設の活用や、将来分館を新築するかどうかは未定という。(小笠原舞香)

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