美しき座標 平民社を巡る人々
幸徳秋水(幡多郡中村町出身)らが日露戦争反対を貫くため、自由、平等、博愛を掲げる平民新聞を創刊したのは1903年秋。彼らの息づかいを感じる連載。
185記事
美しき座標 平民社を巡る人々
幸徳秋水(幡多郡中村町出身)らが日露戦争反対を貫くため、自由、平等、博愛を掲げる平民新聞を創刊したのは1903年秋。彼らの息づかいを感じる連載。
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夫の付属物ではない―美しき座標 平民社を巡る人々 第6部「新しい人よ」(18)
東京教育博物館。明治20年代はこの構内に東京図書館があった(1881年刊『教育博物館案内』、国立国会図書館ウェブサイトより) 明治20年代の東京で市井の人が調べものに使える場所は、上野公園にある東京図...
泣いて姉妹に告ぐ―美しき座標 平民社を巡る人々 第6部「新しい人よ」(17)
清水豊子(1940年刊『明治初期の三女性』、国立国会図書館ウェブサイトより) 清水豊子は10代で民権派の弁護士と結婚したが、周囲に強いられた不本意なものだったらしい。夫には別の女性がいた上、家庭内での...
未来が胸中にある者―美しき座標 平民社を巡る人々 第6部「新しい人よ」(16)
若い頃の植木枝盛 自由民権運動随一の論客だった植木枝盛は生涯にわたり、日記をつけ、会った人の名を細かく記している。 出獄した福田英子に薔薇(ばら)の花束を渡したのは1889(明治22)年2月17日。日...
薔薇の花束どうぞ―美しき座標 平民社を巡る人々 第6部「新しい人よ」(15)
初代の梅田停車場(現在のJR大阪駅)の駅舎=1900年刊『地理写真帖 内国之部第2帙』、国立国会図書館ウェブサイトより 〈三重県の監獄につながれおりし景山英…〉〈四時十七分梅田着の汽車にてつつがなく着...
洋服姿にちょんまげ!―美しき座標 平民社を巡る人々 第6部「新しい人よ」(14)
大日本帝国憲法発布を祝う東京・日本橋の様子(1889年刊『憲法発布大典賑』、国立国会図書館ウェブサイトより) その日、三重監獄の典獄(監獄長)は厳かな調子で、こう恩赦を告げた。御身の罪は大赦令によりて...
床下の穴で暮らす―美しき座標 平民社を巡る人々 第6部「新しい人よ」(13)
伊香保(1896年刊『日本百景 上』、国立国会図書館ウェブサイトより) 福田英子は、獄中で貧しさの中に生きる女性たちと出会った。恐ろしいのは、貧困に底がないことだ。 1893(明治26)年に出版された...
監獄で会った女性たち―美しき座標 平民社を巡る人々 第6部「新しい人よ」(12)
1棟に40世帯150人が暮らす長屋(1921年刊『東京市内の細民に關する調査』、国立国会図書館ウェブサイトより) 福田英子は1885(明治18)年11月23日に逮捕されてから、出獄するまで、約3年3カ...
3畳に一家7人―美しき座標 平民社を巡る人々 第6部「新しい人よ」(11)
大正になっても貧困は改善しなかった。東京・深川の木賃宿(1923年刊『東京市内の細民に關する調査』、国会図書館ウェブサイトより) 「木賃宿(きちんやど)」は、木賃―つまり薪代程度のお金で泊まれる簡素な...
私はごろごろ芋虫―美しき座標 平民社を巡る人々 第6部「新しい人よ」(10)
明治の長崎港(1912年刊『日本写真帖』、国立国会図書館ウェブサイトより) 長崎の宿。いよいよ朝鮮へ渡る日が迫っていた。その夜は午前0時ごろまで手紙をしたため、布団に入ったと、福田英子が自伝「妾(わら...
男たちはたわけもの―美しき座標 平民社を巡る人々 第6部「新しい人よ」(9)
神戸市の街並み(1912年刊行『日本名勝旧蹟産業写真帖 国定小学校教科書準拠 地』、国立国会図書館ウェブサイトより) 福田英子の自伝「妾(わらわ)の半生涯」によると、彼女が爆発物を隠し持ち、東京から船...
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