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2025.12.23 11:12

【2025年、高新写真コンテスト】 年間最優秀に大野さん(一般の部)、貝野さん(ファミリーコーナー)

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一般の部「愛し子」(大野建夫さん)

一般の部「愛し子」(大野建夫さん)


 2025年「高新写真コンテスト」の年間最優秀作品が23日までに決まった。一般の部は大野建夫さん(77)=高知市五台山=の「愛(いと)し子」、ファミリーコーナーは貝野以知子さん(46)=同市越前町2丁目=の「はなびだぁ」となった。
--[[以降省略]]-
 一般は、今年の特選6点から、154回(7月発表)の大野さんの作品を選出した。

大野建夫さん

大野建夫さん

 7、8年前に、南国市の良心市で仙人のような風貌の男性店主を見かけ、一目ぼれ。商品棚をバックに愛犬と戯れる姿を写した。「作り込むより、そのままがいい。表情だけを意識した」と大野さん。被写体の持つ強さを信じた一枚は、雑然とした周囲が男性の持つ魅力を引き立てた。
 
 叔父は、県展写真部門で無鑑査の故大野数英さん。35年ほど前、親戚が集う場で「誰も俺の跡継ぎはおらんか」という言葉を聞き、突き動かされるようにカメラを始めたという。翌年の県展で褒状、翌々年に高新写コンで特選。「やめるにやめれんなって。ライバルと励まし合いながら続けてこられた」と笑う。

 「写真は人と出会い、新しい自分と出会える趣味。今後は昭和をテーマに撮っていきたい」と意欲をみなぎらせた。

 ファミリーコーナーの貝野さんの作品は155回(11月発表)の掲載。花火を見上げる長女の心玲(みれい)ちゃん(6)の愛くるしい表情としぐさを捉えた。花火の光頼みという難しい撮影だったが「4、5枚撮って1枚だけぶれてなかった」という。

 「娘が夢中になっちゅう瞬間」がテーマ。心玲ちゃんの心の動きを先読みしてスマートフォンをさっと構える。日々の〝夢中〟を記録し続け、「大きくなった時に喜んでもらいたい」と話した。

ファミリーコーナー「はなびだぁ」(貝野以知子さん)

ファミリーコーナー「はなびだぁ」(貝野以知子さん)


      ◇

 高新写真コンテストは年3回実施。今年は一般の部に延べ169人416点、ファミリーコーナー(今年で終了)には同45人70点の応募があった。

 156回の応募は2026年3月2日必着。(森本敦士)

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