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2025.11.04 08:19

紙面通じつながる JA高知県職員・古井美由紀さん(41)高知市―私と高知新聞

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知り合いの活躍を楽しみにしているという古井美由紀さん(高知市春野町芳原の春野陸上競技場)

知り合いの活躍を楽しみにしているという古井美由紀さん(高知市春野町芳原の春野陸上競技場)

 JA高知県の職員として働く傍ら、陸上やり投げの現役選手として活動する。「収穫の記事やスポーツ面は気になりますね」。特に楽しみにしているのは試合翌日の「選手の心情を伝えてくれる」紙面だという。

 土佐市の仁淀川営農経済センターで営農指導を担当しており、病害や収穫のニュースには敏感だ。最近も柿が豊作という記事を読み自然と顔がほころんだという。

 やり投げの自己ベストは48メートル14。2005年から10年間、県記録保持者として何度も国民体育大会(現・国民スポーツ大会)や日本選手権に出場してきた。週5回トレーニングに励み、150キロのバーベルを持ち上げたり、300メートルを5本走ったり。今も大会出場を続けている。

 紙面に名前が載ると、担当する農家に「すごい」「次も頑張って」と声をかけられ、かつての取引先から「まだ現役なんですね。僕も頑張ります」。そんな連絡が入ることもあると喜ぶ。

 最近心を動かされたのは、国民スポーツ大会の県勢の活躍を紹介する記事だという。ドリームチームと評され、上位進出が期待されていた女子400メートルリレーには長年のチームメート、松林玲佳選手らが出場。結果は準決勝敗退だったが、記事の「今年がラストチャンスだと思っていた」というコメントに「最年長としてチームを引っ張ってたんだなって、感心した。リレーにかけた熱量を知ることができた」「ステージは違うけど、自分も限界に挑戦したいと思った」と言う。

 毎日の紙面を通じて、誰かを励まし、誰かに励まされ。「しばらく会ってない人とも、新聞を通してつながることができてます」と笑顔で語った。(田村萌奈)

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