2025.07.18 08:55
【あんぱんの高知新報】のぶの職場、高知新聞をモデルに 原稿用紙、腕章も NHKスタッフが高知で取材

「あんぱん」に登場する「月刊くじら」編集部。スクラップブックも「当時に寄せた作り」という
NHK連続テレビ小説「あんぱん」に登場する「高知新報」の社内の姿は、やなせたかしさんと暢(のぶ)さんが働いていた当時の高知新聞社の様子を参考にしている。どのようにして作り上げたのか。
昨年10月、あんぱんの番組制作スタッフが高知新聞社を訪れ、社史や当時の「月刊高知」などの現物を確認し、記者に仕事の流れを聞いた。暢さんの後輩に当たる元女性記者(96)らにも会い、「当時の交通手段は」「記者のメモは会社支給でしたか。服装は?」「何時ぐらいに帰ってましたか」。細かな質問を重ねた。これらの情報を元に、映像デザイン部の美術担当チームが試行錯誤して、セットを作り上げた。
社内の机の配置などは、1955年に撮影された編集局の様子を参考にした。当時は、くわえたばこで記事を書くのも当たり前の時代だった。このため、スタッフによると、のぶが最初に配属された社会部はスモークをたいて…





















