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2025.06.26 08:55

200万円借りたが「月に2万3千円」が返せない コロナ特例貸付、連絡途絶えた利用者も...窮状救う「迅速対応」が築けなかったもの

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滞納額などを伝える通知。コロナ禍を過ぎても苦しい生活が続く(画像の一部を加工しています)

滞納額などを伝える通知。コロナ禍を過ぎても苦しい生活が続く(画像の一部を加工しています)

 未知のウイルスで社会が混乱する中、困窮世帯を支えた国の「コロナ特例貸付」。コロナが5類になって2年がたった今も滞納件数は多く、高知県内の社会福祉協議会は、回収よりも利用者の生活再建支援に追われているのが実情だ。中には連絡が途絶えた利用者もおり、申請手続きの簡略化は迅速な貸し付けを可能にした半面、困窮世帯とのつながりを築けなかったという負の側面も残す。

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 「食品販売の仕事で20万円以上あった月収が6万円に落ちた」。香美市に住む40代のシングルマザーがあの日々を振り返る。子どもたちは育ち盛りで、最大の200万円を借りた。

 返済は2023年から始まり、現在は月に2万3330円。返済免除となる住民税非課税の基準より、所得がわずか数千円多かった。売り上げも戻りきらず、生活の危機を感じて…

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