2025.04.18 09:10
秘蔵のエピソード、写真が満載! 朝ドラ「あんぱん」モデル やなせたかしさんと妻・暢さんの歩み紹介 「やなせたかし はじまりの物語」4/18発売

高知新聞社は18日、国民的キャラクター「アンパンマン」の生みの親で、高知県出身の漫画家、やなせたかしさんと最愛の妻、暢(のぶ)さんの歩みをひもとくムックを発売しました。
放送中のNHK連続テレビ小説「あんぱん」のモデルになった二人は1946年、高知新聞社の総合雑誌「月刊高知」編集部で運命的に出会います。硬軟さまざまな企画を一緒に手がけ、終戦直後の世相を切り取りつつ、同じ時を駆け抜けました。
本書では、当時の二人の仕事に始まり、「おいが知る暢さんの素顔」「秘書が語る夫妻の姿」など、独自の特集記事で二人の足跡を掘り下げたほか、月刊高知の表紙や誌面を解説入りの「復刻版」として再録しました。それを読み返すと、月刊高知でのやなせさんの仕事は、アンパンマンにつながる創作の原点だった―ということが分かります。
やなせさんは取材や執筆だけでなく、作家の小説やエッセー、読者投稿などの挿絵を数多く描いており、空きスペースができると編集責任者から「やなせ君、ここに小さなカットを」と頼まれたそうです。オリジナルキャラクターを生み出す瞬発力は、月刊高知で鍛えられたのかもしれません。
「逆転しない正義」のヒーローが誕生するまでの物語を、ぜひドラマとともにお楽しみください。
【体裁】A4判76ページ
【価格】990円
【取り扱い】県内書店、高知新聞販売所、Amazonほか
【問い合わせ先】高知新聞社アーカイブ企画部(088・825・4333=平日午前9時~午後5時)



















