役割分担決め、壁新聞で情報共有　能登の公民館長が避難所運営語る「みんなで柔軟に」　高知市

能登半島地震での避難所運営から学んだ講演会（高知市二葉町の下知コミュニティーセンター）　能登半島地震で被災した石川県珠洲市で避難所運営の中心を担った小町康夫さん（７１）が１５日、高知市下知地区減災連絡...

仮設住宅復興の一歩に　住民ら祭「現実受け入れ前へ」　能登半島地震から１年　耕作面積は地震前の２割　石川県珠洲市

「久しぶりに顔見たわぁ」。つきたての餅を味わい杯を交わした上黒丸地域の「復興祭」（写真はいずれも珠洲市若山町）　能登半島地震後の昨年１月から、本紙取材班が歩みを追ってき石川県珠洲市の上黒丸地域に１１月...

景色、心に爪痕今も　能登半島地震１年「地元に残れない」「朝市再開楽しみ」

地震と豪雨の被害が混在する集落。地震後に建設中だった家もあったという（珠洲市大谷町＝新田祐也撮影）　元日の能登半島をマグニチュード７・６の大地震が襲ってから、きょう１日で１年となった。死者は計５０４人...

異例の集団避難　全国の教員が支え、中学生が成長「勉強できて元気に」―能登が問う高知の今

石川県珠洲市の中学生が集団避難生活を送った金沢市の医王山スポーツセンター。当時、雪が積もっていた（３月、山岸昭彦さん提供）　能登半島地震で被災した石川県では、輪島市など３市町の中学生約４００人が最長２...

高知、学校再開３週間内を目指す　集団避難も検討へ　県教委が手順配布―能登が問う高知の今

　南海トラフ地震が発生した際、学びの場をどう守るか―。高知県教委は２０１９年に「学校再開計画」のフォーマットを作成し、県立高校に配布した。「発災後３週間以内」の授業再開を目指し、生徒や保護者の安否確認...

水揚げ再開でも離職者多く　隆起の港は復旧途上　「復興に漁業欠かせない」　輪島市―能登が問う高知の今

浚渫工事が進む輪島港（写真はいずれも輪島市）　能登半島地震では、海底の隆起などで漁港が激しく損壊し、１０カ月を経た今も漁船が接岸できない港がある。石川県輪島市の輪島港では１１月にようやく水揚げが再開さ...

地震による漁港の隆起、高知３港で想定　県「運航に影響なし」漁協は事業継続計画磨き上げへ―能登が問う高知の今

　輪島市の現状からは、被災した漁港施設をいかに早く復旧するかが、漁業者の離職を防ぐ鍵と言える。高知県の備えはどうか。　県は南海トラフ地震時に物資を受け入れる６つの防災拠点漁港について、地盤の隆起・沈下...

移動スーパー被災地を走る　災害の爪痕残る町へ山へ―能登が問う高知の今

能登半島地震で倒壊したビルのそばを走る移動スーパー（石川県輪島市河井町）　波を打ち、陥没した道路を、軽トラックがガタン、ガタンと揺れながら走る。道のひび割れを埋めた土が風に舞い、窓を開けると肌がほんの...

過疎加速の被災地支え　移動販売車が存在感増す　とくし丸（本社・徳島市）「自衛隊回れない場所へ」―能登が問う高知の今

移動スーパーで買い物をする仮設住宅の住民（能登町瑞穂）　被災地を縫うように走る移動スーパー。「とくし丸」（本社・徳島市）は全国のスーパーと提携し、フランチャイズで移動スーパーを広げる。石川県内では１７...

被災史料の救出に奮闘　ボランティア組織発足「日頃から所在の把握を」―能登が問う高知の今

被災史料の目録づくりへ内容を解読する学生たち（石川県金沢市の県立歴史博物館）　能登半島地震で被災した石川県で、損壊した民家や蔵に眠る古文書などを運び出す「文化財レスキュー」が行われている。国や自治体の...