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2026.03.26 11:00

「高知の前衛 高崎元尚と浜口富治」展に寄せて(下)―高知県立美術館主任学芸員・塚本麻莉 「高知の前衛」の体現者・浜口富治

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浜口富治「怒鬼」1960年 高知県立美術館蔵

浜口富治「怒鬼」1960年 高知県立美術館蔵

 1960年代の高知において、「前衛」という言葉を体現するかのように生きた美術家が浜口富治だ。21年、現在の香南市赤岡町に生まれた浜口は、戦中は陸軍に入隊し、戦後に画家になることを決心する。師は高知洋画壇の重鎮・山脇信徳。抽象画を嫌った山脇とは裏腹に、浜口は具象画から抽象画へと作風を変化させていった。49年に高知県展、51年には春季二科展で入選。さらに中央の公募団体展にも出品を重ね、期待の新人として順調に活動の幅を広げた。

 転機となったのは、61年に東京で開いた個展だった。個展サブタイトルは「刃物の入った作品展」…

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