2026.02.18 05:00
小社会 地方女子の語り

2人の出身地、富山県にゆかりのある女性たちのインタビューが収められている。地元を離れた人、とどまった人、県外から戻ってきた人…。20代から60代まで14人が人生の選択を語る。
「女は勉強せんでいい、家のことさえすればいい」。そんな家父長制的な考えが色濃い親元で育ち、結婚後は家事、育児、夫の両親の介護を担ってきた60代。いつまでも子ども扱いされて干渉されるのは無理だと、関西へ出た20代。
歩んできた人生がさまざまなら、故郷への思い、愛着も人それぞれ。ただし、地方で生きる息苦しさがあちこちに顔を出す。
例えば、富山には3世代同居も多い。子育て世帯の強い味方になり得る。その一方、嫁しゅうとめの関係や介護の問題、暴言・暴力といった危険要素もはらむ。ほかにも仕事が選べない、結婚と子育ては当たり前と周囲がうるさい。富山に限らず、高知でもよく聞く話だろう。
先日、昨年の人口移動報告が発表された。地方から若者や女性が出て行き、東京一極集中に歯止めがかからない。山内さんは言う。「これは社会に構造的な欠陥があるということ。社会を作る側に課せられた課題です」。地方女子の周りには変えていきたい意識もある。






















