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2026.02.17 05:00

小社会 春の使者

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 山に餌がたっぷりあるのだろうか。例年なら、庭に来て野菜を食い散らかすヒヨドリが、ことしは姿を見せない。年によっては早々になくなるナンテンの実でさえ、手つかずだ。

 いつもとの違いは気になるが、春の足音は次第に大きくなっている。あちこちで梅が満開になり、菜の花もちらほら咲き始めた。気温が高かった一昨日の夜は、自宅近く水路から「キュルル、キュルル」との声が。ヤマアカガエルも繁殖のため目覚めたらしい。

 本格的な春が待ち遠しいが、ことしはその前に水不足を解消したいものだ。高知市の給水制限も続いている。昔から「春に三日の晴れなし」といわれる。早くそんな天候になってほしい。

 気がかりといえばもう一つ。花粉症の季節が到来した。既に目のかゆみや鼻水と格闘中の方も多いだろう。こちらは来ない年はなく、毎年、大襲来するからかなわない。

 本紙でも恒例の「花粉予報」の掲載が始まった。飛散量はまだ少ないが、日本気象協会の予測では四国のスギ花粉の飛散ピークは3月上旬~中旬。ことしは「西日本では広い範囲で(前年より)減少する」というが、量はあくまで「平年並み」なので対策を怠らないように。

 〈大男杉の花粉に泣きながら〉藤原わかな。いまや国民病でもある花粉症。それこそ雨が「三日の晴れ」なく降れば一石二鳥だろうか。いや、雨の後は大量飛散するとも聞く。悩ましい春の使者である。

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