2026.02.05 15:02
二審も次女へ引き渡し命令 オウム松本元死刑囚遺骨

東京高裁などが入る裁判所合同庁舎=東京・霞が関
2018年に死刑が執行されたオウム真理教松本智津夫元死刑囚=執行時(63)、教祖名麻原彰晃=の次女が国に遺骨や遺髪の引き渡しを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は5日、引き渡しを命じた一審東京地裁判決を支持し、国側の控訴を棄却した。次女の請求を「権利乱用とは言えない」と判断した。
国側は訴訟で、遺骨などが後継団体に利用されれば犯罪の危険性が高まると主張。鹿子木康裁判長は「後継団体の危険性はなお失われず、遺骨などの外部流出は公共の安全の重大な脅威になる恐れがある」とする一方、次女の請求は親族として悼むことが目的だとし、仮にこれらを奪おうとする動きがあれば「警察が対応すべき問題だ」と指摘した。
24年3月の一審判決は、国側の対応について「法令の根拠なく次女への引き渡しを拒んでいる」などとしていた。
遺骨などは、帰属先が遺族間で争われた別の裁判の結果、21年7月に最高裁で次女と確定。だが保管する国側との引き渡しに向けた交渉が進まず、次女が22年10月、今回の訴訟を起こした。






















