2026.01.13 10:47
大腸がん【こうち医療ウォッチ】高知記念病院

高知記念病院 消化器内科
髙田 昌史 医師
【略歴】
平成20年 久留米大学医学部卒業
平成22年 高知大学第一内科入局
平成24年 幡多けんみん病院 消火器内科
平成29年 高知医療センター 消化器内科
令和7年11月 高知記念病院 消化器内科
これは男女合わせたがんによる死亡数で肺がんに次いで第2位、女性のみでは第 1位です。ちなみに2 0 2 4年の新型コロナウイルス感染症での死亡数は約 3.6 万 人でした。こういったデータからもコロナウイルス感染症と同等もしくはそれ以上に予防・対策を意識することが重要ではないでしょうか。
現在日本では「対策型がん検診」を行っており、40 歳以上を対象とし便潜血検査 および必要に応じて大腸内視鏡検査が推奨されています。これは 40 歳代から大腸がんの罹患率が上昇するデータがその根拠となっており、また便潜血検査に死亡率減少効果があるというエビデンス(科学的根拠)が確立されているからです。
しかし、残念ながら現在の日本の大腸がん検診の受診率は40~50 %となっています。これは欧米の 受診率50~70 %というデータと比較しても下回っています。
国の「がん対策推進基本計画」においては、がん検診受診率60 %以上の達成を目標の一つに掲げています。大腸がんを防ぐためには、まず適切に検診を受診すること、そして症状・結果に応じて適切に大腸内視鏡検査を受けること、この二つが非常に重要であると考えられます。

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