2026.02.06 14:06
高知県民も知らない世界(2) チョコ 土佐の素材と人が溶け合った五つの物語
みなさんはチョコを選ぶ時、何を基準にしていますか?
見た目? 値段? ブランド?
もちろんそれも大事。
でも、そこに「どんな素材か」「誰が作ったか」が加わると、チョコはぐっと面白くなるんです。
高知にも、そんな視点で選びたくなるチョコがあります。
今回は、背景ごとじっくり味わいたい五つを集めました。
・UZU K テリーヌ【天日塩×ベルギーチョコレート】
・土佐のショコラ缶
・ワインブラウニー
・エンジェルマウンテン
・超辛口生姜チョコ
・UZU K テリーヌ【天日塩×ベルギーチョコレート】

こちらは土佐市の田野屋銀象さんが手作りした完全天日塩で、粒の大きさは約2ミリで統一されているとのこと。
チョコはカカオ率65%と甘すぎず苦すぎない味わいのベルギー産のものを使用しており、色彩と味、ともに天日塩とのコントラストが目立ちます。
そして土佐和紙を使った包装紙も渦を巻いた白波のようでとてもきれい。
スイーツとして食べる前に、何十枚も写真が撮りたくなるような芸術的な魅力が詰め込まれているようです。

高知県出身で、高級ホテル「パークハイアット京都」の副料理長を務めていた近藤大地さん(36)がUターンした後、店を開きました。
店名のUZUには「食に携わる全ての人を巻き込む」との意味が込められているといい、近藤さんは「料理から包装まで、高知の人や伝統を生かしたものを作りたい」と目を輝かせます。

近藤さんは「テリーヌはデザートとしてはとてもシンプルでごまかせない。素材や調理技術の質を高くするよう心がけています」と真剣な表情で語ります。
食感のなめらかさや口溶けの良さを残すため、チョコと混ぜ合わせる卵は人肌ほどの温度に上げてから混ぜ、ざるでこします。
混ぜた後もこして、いよいよテリーヌ型へ。
チョコはまろやかに熟成された洋酒が注がれていくように、トクトクと型へと入っていきます。
その後、オーブンで焼き上げて冷やし、仕上げに天日塩をまぶして完成です。
塩はチョコの上にランダムに振りかけられていて、切り分けた一切れごとに甘みと塩みのバランスの違いが楽しめるといいます。
口溶けとコクを追求したテリーヌを食べると…、オーブンで焼いたとは思えないほどとろりと口の中でほどける!
そして、天日塩の存在感ある塩味が来た後に、チョコのコクがじんわりと広がります。
食べ終わっても両者の味わいの余韻に浸れるほどで、大満足。シンプルイズベストを痛感させる素晴らしい一品でした。

冒頭で触れた包装紙に加え、外装も高級感漂う重厚な雰囲気です。
紙箱は香南市香我美町の職人の手作り。角留めに使われている銅の光沢が美しく、印象的です。
飾りに使われているレザークラフトは、近藤さんがブリやサーモン、シイラなどの魚の皮を加工して製作しているといいます。
近藤さんは「コスメケースをイメージして作り上げた。お客さんが触れるところは全てこだわりたい」と力を込めます。
テリーヌはチョコ以外にもチーズと抹茶味を用意。店頭販売のほかに、店のホームページからも購入できます。
視覚から味覚まで全てを楽しめるチョコなので、大切な人への贈り物や自分へのご褒美にも最適です!
一本3780円(税込)。問い合わせや予約は「UZU K」の店舗(080・4649・0020)まで。
・土佐のショコラ缶

しかも、全14種類すべてに高知県産の食材が使われているというから驚きです。
ショコラ缶を手掛けるのは、佐川町のチョコレート工房「ポワリエ・ショコラ」。神奈川県から移住した姉の金親朋世さん(43)とショコラティエで妹の梨恵さん(41)一家が運営しています。
朋世さん夫妻は造園業の仕事のため、高知県に移住。梨恵さんは朋世さんから送られてきたショウガやブンタンなどのおいしさに驚き、高知でチョコレート工房を開くことを決意したといいます。
ショウガやブンタンなどの生産者を訪ねて栽培や収穫の様子を見たり、…






















