2026.01.13 08:28
どうする?子どもの叱り方 小児科医・吉川さんがアドバイス セミナー企画「ココトーク」―ココハレ ピックアップ

「ココトーク」に登場した吉川清志さん。子育ての悩みに回答しました(高知新聞社)
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ココトークは、高知の子育て世代と専門家をつなぐ企画。お子さんと参加できる少人数のセミナーを開いています。
今回の講師は、土佐希望の家医療福祉センター長の吉川さん。小児科医として長年、高知の小児医療の発展に力を注いできました。ココハレでは“かかりつけ小児科医”として、感染症の解説などを手がけています。
当日は乳幼児の親子10組が参加。「子どもの健康」「子どもを叱る」「自分らしさを育てる」をテーマに事前に質問を募り、吉川さんが回答するトーク形式で進めました。
最も多かった質問が「叱り方」。「余裕がない時に子どもが思うように動いてくれないと怒ってしまう」「同じ失敗をすると、きつく言ってしまう」などの悩みが寄せられました。
「怒る」と「叱る」の違いを尋ねると、「親に余裕がなかったら、叱ろうとしても怒っちゃうよね。僕もそうでした」と吉川さん。
「専門家は『冷静に子育てを』と言いますが、そんな冷静にはできない」「家庭は人生をうまく過ごしていくための社会勉強の場。駄目なことは駄目ですし、危険な時は強く伝えないといけません。親が怒る姿を見せるのはいいと思いますよ」と語りました。
とはいえ、わが子を叱り過ぎてしまった時には自己嫌悪に陥ります。そんな悩みに「皆さん、お子さんがいいことをした時には褒めるでしょ?」と吉川さん。「褒めることは『あなたをちゃんと見ているよ』と子どもに伝えること。親子の絆を太くしていくことが子育ての一番の基本」と呼びかけました。
「自分らしさを育てる」では、「ものすごく恥ずかしがり屋」「よく泣く子で困っている」などの質問が出ました。子育てでは、つい他の子どもと比べてしまいますが「親しい人と話せる、きちんと気持ちを出せるなら見守っていて大丈夫」。子どもを信頼し、ありのままを受け止めることが大事だそうです。
「いい親になろう」と頑張り過ぎてしまう人には「大人にも個性や気持ちがある。いい親になろうとしてもなかなかできませんよね」と吉川さん。
「子育てに正解はありません。親も悩みながら精いっぱい生きていることを子どもに見せればいい」「『親の生活を全て子どものために』というのは疲れます。親子で一緒に遊んで、楽しんで、豊かな感情を共有してほしいと思います」とアドバイスしてくれました。(門田朋三)
吉川さんが登場したココトークはこちらから。























