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2025.12.23 12:26

25年「高知ユナイテッド」マイMVPは? プレゼント応募者の「声」集めました

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 2025年、J3初年度の高知ユナイテッドを引っ張った上月翔聖、新谷聖基の両選手。高知新聞社・表敬訪問で企画した電子版会員向けプレゼント企画で「あなたのマイMVPは?」とアンケートをとった結果、上月選手が半数以上の票を獲得しました。チームで唯一、全試合に出場した貢献ぶりをサポーターはしっかり見ていました。(以下、選手名は敬称略)

表敬訪問に来てくれた新谷聖基=左、上月翔聖両選手(高知新聞社)

表敬訪問に来てくれた新谷聖基=左、上月翔聖両選手(高知新聞社)


 応募総数は60人。うち32人が上月をマイMVPに挙げた。筆者は春野のゴール裏などに出没。ユニホーム、横断幕やゲーフラ、Xへの投稿などで表現する各サポーターの「推し」への愛をひしひしと感じており、あえて「私の」MVPと銘打って思いを聞いてみた。そう、1票でも入ればMVPなのだが、一応ランキング形式で紹介していく。※太文字はアンケートに書かれた評価ポイントからの引用。

【1位=上月翔聖】
 チャンスメークに献身的な守備。上月の貢献度は誰もが認めるところだろう。ピッチの端から端まで走り「どこにでも現れる!」。まさに無尽蔵のスタミナは「心臓が三つあるぐらい」と思う人がいるほど。スローイングを起点に得点できたシーンも。熱いだけじゃなく、試合後相手サポータにあいさつしたり、ユーモアがあったり。ボールを追いかけることを諦めない背中で語るプレー垣間見えたキャプテンシーにもファンはグッときていたみたいだ。

最多得票の上月翔聖。「攻守」や「全力プレー」に高い評価(11月のザスパ群馬戦より)

最多得票の上月翔聖。「攻守」や「全力プレー」に高い評価(11月のザスパ群馬戦より)


【2位タイ=新谷聖基】
 25年シーズンは3得点。JFL時代、けがに苦しんだことを乗り越えJリーガーとなりゴールも決めた」と賞賛の声が届いた。献身的に前線で体を張る姿は心を揺さぶるものがあり、「とにかくプレーが大好きです!」の声も。12月20日には契約更新が発表された。春野のゴールにたたき込む姿を見るのが楽しみだ。

得点を期待されていることは新谷聖基自身、百も承知。来季はゴール量産を!(3月のFC大阪戦より)

得点を期待されていることは新谷聖基自身、百も承知。来季はゴール量産を!(3月のFC大阪戦より)


【2位タイ=吉田知樹】
 「クリーンなプレーで、ピンチの時も安心して見ることができる」。堅実な守備の人のイメージもあるが、J3残留を固めたい時期のアウェー長野戦では値千金のゴールを決めた(1-0で勝利)。シーズン終了後には契約満了が発表。新天地での活躍を期待しよう。

堅実なプレーが光った吉田知樹。「経験の浅い選手の手本となったと思う」との評価も(10月のアスルクラロ沼津戦より)

堅実なプレーが光った吉田知樹。「経験の浅い選手の手本となったと思う」との評価も(10月のアスルクラロ沼津戦より)


【2位タイ=小林心】
 25年シーズンの大ニュースの一つがエース小林心の仙台移籍だった。衝撃ではあったが実力を発揮しステップアップする実例でもあった。アウェー福島戦ではハットトリックJ3の4月度MVP。「サッカーに興味がない人にまで興味を持たせる」ほどの活躍であり、仙台でのプレーも高知で共に戦った選手やサポーターに刺激を送り続けた。

高知U史上初のJ3月間MVPに選ばれた小林心

高知U史上初のJ3月間MVPに選ばれた小林心


【3位タイ=小林大智】
 苦しいシーズンを主将としてまとめた小林大智も「キャプテンとして頑張った」とマイMVPに推された。プロなら結果で応えるのが本来だと言わんばかりに、よく戦いつつもサポーターを前に険しい表情をしていたのが印象深い。

厳しい表情でサポーターの元に向かう小林大智(10月のアスルクラロ沼津戦より)

厳しい表情でサポーターの元に向かう小林大智(10月のアスルクラロ沼津戦より)


【3位タイ=今井那生】
 誰よりも声を出してチームを鼓舞する姿がファンの目に焼き付いた。また声はピッチの外からだったのに「中継のDAZNからも聞こえた」という。25年シーズンでの契約満了が発表されていたが最終節・ホーム群馬戦で頭から突っ込んだ姿勢は今井那生の真骨頂だった。

得点には結びつかなかったが渾身のダイブはサポーターの心を揺さぶった(11月のザスパ群馬戦より)

得点には結びつかなかったが渾身のダイブはサポーターの心を揺さぶった(11月のザスパ群馬戦より)


【3位タイ=大杉啓】
 「高知での最後の年。推し選手にマイMVPを」。そんな声が届くほど愛されていた大杉啓。ゴールキーパー教室も開催し、子どもたちの成長する姿を喜んでいた。契約満了での退団が発表されたが、春野のゴールを守ってきた大杉自身の飛躍も願わずにはいられない。

「高知の子どもたちのために頑張っているところが印象的」。GK教室を開いた大杉啓の心はしっかり伝わった(3月のFC琉球戦より)

「高知の子どもたちのために頑張っているところが印象的」。GK教室を開いた大杉啓の心はしっかり伝わった(3月のFC琉球戦より)


【3位タイ=三好麟太】
 気持ちが乗った走り回るプレーは見る人の心を熱くする。天皇杯ではJ1神戸戦で得点。リーグ戦、小林心が不在となった6月のFC岐阜戦では「サポーターも不安な中で試合で得点を決めてくれた」との声も。

決勝ゴールの東家聡樹へのラストパスは三好麟大から!(7月の福島ユナイテッド戦より)

決勝ゴールの東家聡樹へのラストパスは三好麟大から!(7月の福島ユナイテッド戦より)


【3位タイ=佐々木敦河】
高知南FCの後輩で、Jリーガーになった」。そんな感想が出るのも「おらんくJリーガー」ならでは(明徳中・高校出身)。高知の子どもたちの良い目標だ。

Jの舞台で戦う佐々木敦河

Jの舞台で戦う佐々木敦河


【ほかにもたくさん】
 いい感じで割れました。深川大輔、福宮弘之介、須藤直輝、鈴木俊也、瀬尾純基、金原朝陽、高野裕維、東家聡樹にも「マイMVP」を。

【白石監督も】
 シーズン前半を率いた監督のパワハラ騒動でクラブが混迷を極めていた時に現れた白石尚久氏については「高知Uの救世主!」との受け止めも。シーズン閉幕までは決して順風満帆ではなかったが「サッカー選手って『今』を生きないとだめなんです」という価値観も披露した。チームは見事J3残留を決めた。

指揮を執る白石尚久監督。自力でのJ3残留を決めた(ヴァンラーレ八戸戦より)

指揮を執る白石尚久監督。自力でのJ3残留を決めた(ヴァンラーレ八戸戦より)



 「マイMVP」紹介いかがでしたか? 今回はプレゼント企画のスピンオフのため小規模のまとめでしたが「目の肥えた」ひと言コメント、多数ありがとうございました。さすが高知ユナイテッドサポーター。26年も共に戦いましょう!(藤枝武志)

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