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2025.12.21 08:50

「川の水が逆さに…」 空襲翌年の街を襲った昭和南海地震 体験女性が目の当たりにしたのは… 12/21で発生から79年 「災害はまさかの時に起きる」

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昭和南海地震後、1か月ほど浸水した街(1947年1月1日、高知市城見町)

昭和南海地震後、1か月ほど浸水した街(1947年1月1日、高知市城見町)

 1946年12月21日の明け方に起きた昭和南海地震から、きょうで79年を迎えた。紀伊半島沖を震源とするマグニチュード8・0の地震で、高知県内は震度5の揺れに襲われ、各地で家屋倒壊や津波浸水、火災が発生。679人が犠牲になった。

 あの日の午前4時19分ごろ、高知市立高知高等女学校に通っていた女性(94)は同市九反田の自宅で眠っていた。ドンッと突き上げられ、激しい横揺れの中で目を覚ました。

 「立っても、座っても、寝てもおれん。部屋の中を転ぶばっかりやった」

 当時15歳。前年の高知大空襲で自宅が焼け、親戚宅の敷地に建てた木造の小屋で暮らしていた。激しい揺れで、隣のかつお節工場の鉄骨が小屋に倒れかかり、屋根を突き破った。

 外に出ると、大人が叫ぶ声が…

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