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2025.10.18 17:16

長男3歳、育児に壁あり―畑山じゃ!山奥じゃ 限界集落・若嫁奮闘記(22)

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 安芸市の畑山集落で地鶏「土佐ジロー」を軸に、「なりわい」をつくって暮らす小松圭子さん(農業法人「はたやま夢楽」社長)。連載「畑山じゃ! あれから10年 限界集落・女将のなりわい便り」が25年10月に始まりました。前シリーズ「畑山じゃ!山奥じゃ 限界集落・若嫁奮闘記」(13~15年)を復刻しましたので、併せてお楽しみください(復刻全24回)。


2015年1月10日掲載、肩書きや年齢などは当時

安芸市が作った移住促進ポスターのモデルになった

安芸市が作った移住促進ポスターのモデルになった

 昨年12月、長男・尚太郎(しょうたろう)が3歳になった。土佐ジローが大好きで、「はたやま憩(いこい)の家」の看板息子よろしく、接客をしたり、浴場を一生懸命掃除してくれたりする。機嫌の良い時だけのことだが、成長ぶりがうれしい。

 畑山での子育ては本欄で紹介してきたように実に楽しいし、充実している。でも、我慢をさせていることもあるだろうし、それを差し引いても、ダメな親だと思うこともある。

 畑山には、子どもがいる家はわが家だけだ。周囲に…といっても、車で15キロは行かないと同世代がいない。宿泊のお客さんと遊んだりするが、一夜限りのこと。朝のお別れに、玄関口で泣いたことも数知れず。

 生まれる前は、親が一緒に遊んであげれば良い、と思っていたが、そう甘くはなかった。私しかできない仕事もあり、…

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特集 安芸市 子育て 地域おこし 畑山じゃ

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