2025.11.09 21:10
【試合後談話】攻撃の戦術「落とし込み今やっている」高知ユナイテッド白石監督、選手起用も明かす 次戦「何がなんでも勝ち点を」【第35節・松本山雅FC戦】

【高知―松本】後半、タッチライン越しに福宮(72)らのプレーを見守る白石監督(春野陸上競技場=新田祐也撮影)
―総括
90分間で3回、明確なチャンスがありました。その中で決めきれないというのはわれわれの課題とするところです。ただ、3回のチャンスをつくりだすための攻撃というのは選手がしっかりやってくれた。あとは最後にボールをゴールに打ち込むというところはやらないといけない。
前半に関しては、ポジショニングがよくなかったところもあって、そこでカウンターアタックを受けて、相手のディフェンスからのトランジションですね、そこでスペースが開いてたって言うのがあって、そこをやられた。ただテクニカルなところでいうと、GKとセンターバックのポジショニングがちょっとずれがあったというのはあった。ただ、結果は負けましたが、点をとれるっていうところはさらに明確にはつくりだせていると思う。あとはそこを打ち込むだけかなと…。なんとしてもきょう、ホームで勝ち点をとりたかったんですが、まだ私が就任してからホームで勝ち点をホームで取れていないのは非常に残念。何がなんでも勝ち点をとるということに選手たちとフォーカスして、次の試合に臨みたいと思う。
―どのように選手を送り出した
まず、(通常)プレシーズンというのは6週間なんですが、私が就任してから7週目。でコンディションも変わってますし、選手は新しく生まれ変わっています。選手自身もコンディションは、私が就任した当初と今ではまったく違います。それが、前節の長野戦で見せたサッカーになるんですが、で、きょうは覚悟を決めて試合に臨もうと。選手のコンディションがなかなか上がってこなかったっていうのはあったんですが、その中で選手は自分たちで走ってコンディションを整えてきたので、自信を持って、ピッチの中で戦いなさいと。もうここまで来たら戦術ではないと、勝ちたいという気持ち、ボールをねじ込むという気持ち。戦術とかテクニックとかいう次元ではないという、そういうつもりでピッチに行きなさいと伝えました。
―スタメンが前節と同じ
長野戦で初めて、ディフェンス、オフェンスのプレーモデルが選手に浸透して選手がオートマティックに動けるようになったというのが非常に大きなところで、それで選手の疲れとか怪我の状況とかはあるんですが、前回と同じようなメンバーでいければと。ただし、選手交代のプランニングはA~Dぐらいまでは考えていた。
―沼津の結果次第では残留が決まるが、次節はどこにフォーカスする
まずはホームゲーム、春野で勝ち点をとるということがある。それと同時に、何がなんでも自分たちのサッカーで勝ち点を取る。ファンの人たちの前でまずは勝ち点をとって、一緒に喜びたいというのが一つある。そういう気持ちで選手は今やっている。
で、残留する、今、沼津戦の結果と言われましたけど、まずは、選手たちは今までやってきたことをピッチの上で出したいという気持ちがものすごく強いので、沼津戦の結果でどうこうというよりも、もちろんそれで残留が決まればそれはそれでいいんですが、それ以上に、自分たちのサッカーを出して、きっちりと結果を出して、勝ち点を取るというのを選手はやっています。もちろん負けたことは常に悔しいです。選手はピッチの中でああしたらいい、こうしたらいい、っていうポジティブなコミュニケーションをとっています。
―覚悟という言葉の通り、中盤での球際には気迫を感じた。一方で、肝心の相手ゴール前でいまひとつ迫力を欠いたように見えた
うーん…。なんていうんですかね、ゴールに向かっていくターン。ペナルティーエリアの中でのインデュビジュアルの動き、あとは二人以上のコンビネーションの動きっていうのはすごくフォーカスしてくれっていうのは言ってます。その中で、今までなかったFWの周りの選手とのコンビネーションとか、あとはDFを背負った時のFWの選手のテクニック、スキルとか、そういったところを今、つくろうとしているんですけど、なかなかその、ボールが入った状態で孤立しているケースが多いので、そこでなかなか攻撃が収まらないっていうところはあります。そこのトレーニングをやっているんですけれども、そこは、選手たちに伝えているのは、(高知Uは)攻撃回数はリーグで2番目なんですよね。で、ペナルティーエリアへの進入回数も2番目で、逆に守備でも、自陣に入ってこさせないようなディフェンスもリーグ2位なんですね。そういったところは、選手たちが自分たちの足で、努力してつくった数字なので自信を持っていい数字だと。なので、FWだけが点を取るのではなくて、GKだって点を取っていいんだから、11人で点を取ればいいという話をしてます。
―個人のスキルアップの過渡期の中で、うまくいかないところがある?
トレーニングの中ではそうなっています。なぜかというと、DFの落とし込みはほぼ終わってます。で、オフェンスの落とし込みって言うのを今やっているんですが、オフェンスっていうのはボールを持っている時というのは、その選手の個人のテクニック・スキルが問われます。で、そういうパスを出すとかのテクニックっていうのは数週間で身につけられるようなものではないです。それでもフォーカスするしかないんですが。なので、短期で結果を出すにはボールを持っていないところ、そこでハードワークをすること、でそこにストラクチャー(構成)をしっかりつくって、オートマティックに動けるように落とし込むってことにフォーカスしてますので。もう少し時間があったらいろいろできるんですが、プライオリティー(優先順位)をもって、失点を減らして勝ち点を取るにはそれしかないので。過渡期、そうですね。今はオフェンスの方にフェーズを移行していますので、相手のいやなところに選手を立たせてボールを回していく。なので比較的戦術理解度の高い選手を起用してます。もちろん対戦相手のスタイルによって、われわれの選手のストロングポイントやウィークポイントによって選手を代えたりはします。
―0―1の状況で、CBの深川とボランチの工藤を入れた。意図は?
CBについては、中田がハムストリングにつるというか、肉離れしそうだったので交代してくれと、そういうことでした。工藤については、高野を1枚上げるというのは練習でやってましたので、そこに工藤を入れると。ボール回収ですね。ボールの回収から、工藤からのロングフィードでDFラインの裏。なぜかというと松本の攻撃陣と3CBの間が非常に空いてました。で、彼ら、前半の20分過ぎたところで足が止まりました。なので、3CBの間に(高知Uの)FWとインサイドハーフが抜けて、そこにボールを入れていくという。なので高知Uが勝つサッカーというのは、しっかりDFからのトランジションと、ボールを持ったときにつなぐのでなくて、速くDFラインの裏にボールを入れ込んでいくっていうのが我々の得点の可能性がある。そういう攻撃パターンにフォーカスしています。























