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2025.10.21 08:43

自分で思ったことは迷わずやれ。どんどん挑戦してくれ【高知ユナイテッド白石監督インタビューWeb版3】

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 サッカーJ3高知ユナイテッドSCの白石尚久監督インタビュー。第3回目は、白石氏の指導哲学の根本に迫ったり迫らなかったり。(聞き手=井上真一、全4回)
【Web版1】サッカー選手って「今」を生きないとだめなんです
【Web版2】すぐに取り返せるようなマインドセットに変えていかないと
【Web版4】自分はこうなりたいって思ったら、口に出して言え



 ―(第1回目で言っていた)「今生きないとダメ」っていう言葉はすごく印象的

 「(選手らは)考えたことなかったみたいです。今、自分が置かれている環境、サッカーを中心に生きていける人生がどれだけ恵まれてるか。ちっちゃいころからね、持っていたと思うんですよね。『プロサッカー選手になりたい』って。そこに到達して、『今も努力しないといけない』『上を目指さないといけない』っていうことを再確認しているんだと思う。『なんのためにサッカー選手になったんや』っていうのを。だから『今を大事にして、今を楽しまんとあかんぞ』って言ってます」

 ―いつかの試合後会見で「高知はいい選手がたくさんいるが、まだ自分の殻を破れていない選手が多い」と言っていた。そういうところにもつながっている?

 「日本人は…いや、僕も日本人ですけど(笑)。日本の教育は盆栽をつくることだと思うんですよね。でも僕の育て方は、森林から大木を引っ張ってきて、勝手に伸びていく人をディレクションしてあげる。じゃあどっちが将来的に伸びるかっていうことなんですよね。日本人の場合は、添え木をして、これしちゃだめだ、これしちゃだめだって。きれいにつくって。ちっちゃくちっちゃく。それは指導者がつくるもんじゃないですよね。指導者はその選手の人生を決められないから。ポテンシャルは自分で見つけて伸ばしていく。だから、選手に言っているのは、『自分で思ったことは迷わずやれ。おれが責任を持つから。全然やってくれ。どんどん挑戦してくれ』と。だってサッカーってミスで成り立つスポーツ。1人がミスっても10人でカバーすればいい」

「ポテンシャルは自分で見つけて伸ばしていく」と選手の可能性に期待を込める高知Uの白石尚久監督(高知市春野町芳原=河本真澄撮影)

「ポテンシャルは自分で見つけて伸ばしていく」と選手の可能性に期待を込める高知Uの白石尚久監督(高知市春野町芳原=河本真澄撮影)


 「攻撃っていうのは、リスクを背負うことなんですよね。ボールを持ってますから。で、…

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