2025.10.24 14:00
持続可能な「さかわ・酒蔵ロード劇場」に 高知県佐川町で11/15 安全対策強化へ支援呼びかけ―EINEE高知

2024年に開催された「さかわ・酒蔵ロード劇場」。佐川町の伝統的な町並みが光で彩られました
伝統的な町並みを光と音の演出で幻想的に彩る「さかわ・酒蔵ロード劇場」が今年も11月15日、佐川町の上町地区で開かれます。わずか3時間半の開催にもかかわらず、昨年は3750人が来場し、今年も4千人を見込む人気のイベント。事務局のさかわ観光協会は、老朽化する機材の購入と安全対策のため、クラウドファンディングで支援を呼びかけています。
「EINEE高知」では地域の魅力を広げようと挑戦する団体のクラウドファンディングを発信しています!
■新たなゲスト作家を加え、より魅力的に
イベントの目玉は、何と言っても作家が演出する作品の数々。酒蔵ロードを代表する美しく幻想的な投影を見せる里見和彦さんはじめ、今年は新たに3人の作家が加わります。

「当日の美しさは昼間の姿では想像つかない」と語るさかわ観光協会の山崎正和さん(佐川町甲)
さかわ観光協会の山崎正和さんによると、特に増えているのは若者の来場。「SNS(交流サイト)で映えるという点で、若者からの期待が高いんです。子どもも一緒に楽しめるイベントとして定着してきたのも大きい」と胸を張ります。
■機材足りず老朽化も顕著

日本酒のケースの上に投影機を設置。転倒しないようにと神経をすり減らしています(提供写真)
投影機の台座やラックなども長年の使用で傷み、補修痕だらけ。酒蔵らしく日本酒のケースで代用した手作りで簡易的な物も多く使っています。それらにはリースした投影機の転倒や、収納できないコード類に足を引っかけるなどのリスクがあり、開催中は神経をすり減らしているのだそう。こちらの補充も必要です。
夜の町並みを歩いて楽しむイベントのため、老朽化した道路の凹凸への注意を呼びかける資材類や、道路脇の溝への転落を防ぐふた、足元を照らす照明なども必要になりますが、こちらも不足。山崎さんは「投影機材も必要ですが、安全対策もおろそかにできないですし…」と、やりくりに頭を抱えています。

国の重要文化財に指定されている竹村家土蔵。当日にどんな投影がみられるかはお楽しみ(佐川町甲)
新型コロナウイルス禍の中でも途切れさせることなく続けてきた酒蔵ロード。山崎さんは「持続可能なものにして、未来にも残したい」と、強く思っています。
そのためにと考えているのが機材類の充実ですが、子どもからお年寄りまで幅広い世代が来場するという点で、喫緊なのは安全対策の強化。前回クラウドファンディングによる支援で賄ったシャトルバス乗り場の警備員増員も、引き続き維持しなければなりません。これまで通り「入場無料」も続けていくとなると、まとまった費用の確保が不可欠です。
今年は、新しい仕掛けを随所に施しているという山崎さん。「映像はもちろん、音楽も充実させて、皆さんを楽しませます」と意気込みます。その上で「『より楽しく』は、『より安全』とセットで実現させないといけない」ときっぱり。全方位で進化する「さかわ・酒蔵ロード劇場」はさらなる未来を見据え、今年の準備を進めています。(森本裕文)
クラウドファンディングの目標額は50万円で、12月12日まで支援を呼びかけています。詳しくはこちらから 。






















