2025.10.07 08:50
【従軍記を画像で紹介】土佐弁が飛び交う従軍生活 高知市出身の元衛生兵が手記「六年七カ月の戦場」
日中戦争からアジア太平洋戦争にかけて、衛生兵として従軍した高知市出身の男性が手記を残していた。戦闘や救護活動に加え、土佐弁が飛び交う同郷兵士との日々が読みやすい冊子にまとまっている。男性の家族は「戦地の日常がよく分かる記録」と、多くの目に触れることを望んでいる。
筆者は故小島恒慶さん。知人が原稿用紙56枚に清書し、1993年に「六年七カ月の戦場」の名で20冊ほど製本して戦友らに配ったという。今夏、孫の岡田直也さん(45)がNHK連続テレビ小説「あんぱん」で描かれた戦地を見て、手記の存在を思い出した。

東南アジアなどを転々とした戦中の小島恒慶さん
記述によると、小島さんは日中戦争中の39年8月27日、…




















