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2025.09.30 08:50

100歳 米を作り、土を耕す 「国の本(もと)は田んぼじゃよ」 安広哲夫さん(高知県香南市)

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収穫の翌日、耕運機で田を耕す安広哲夫さん。稲の株元を土の中に混ぜ込んでいく。自宅の蔵が見える(8月13日、写真はいずれも香南市野市町下井)

収穫の翌日、耕運機で田を耕す安広哲夫さん。稲の株元を土の中に混ぜ込んでいく。自宅の蔵が見える(8月13日、写真はいずれも香南市野市町下井)


 現在100歳と6カ月。いま目前で田を耕す香南市野市町下井の安広哲夫さんは、現役の米生産者というのだから、わが目を疑うほどの驚きだ。稲作歴は80年。今年も8月に自身の20アールの田が豊潤の実りを迎えた。その翌日に早速始めたのは、来夏に向けた土づくりだ。

 1925(大正14)年生まれの安広さん。福岡県で予備士官学校を経て終戦を迎え、帰郷後は県立高校の農業科の先生となった。23歳のころ出身地の旧山南村(現香南市香我美町)を離れ、現香南市の旧家に婿入り。教職の傍ら、二期作に励む義父を早朝3時起きで手伝い、牛を使った農作業をしてから出勤するという、たいそうハードな兼業農家暮らしを続けた。

 40歳をすぎて義父が亡くなり、自身は稲作の規模を減らしたが、60歳で定年退職した後は再び本格的に励んだ。多い年は1・5ヘクタールで周年作業し、妻と2人で5~6トンほどの米を収穫した。

 年を重ねて行き着いたという安広スタイルは…

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