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2025.07.31 08:45

サイレントパイラー誕生50年 見据えるのは海外、海洋、宇宙 技研製作所・北村名誉会長に聞く

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サイレントパイラーを使った堤防補強工事。東日本大震災の被災地復興も支えている(2020年、岩手県大船渡市)

サイレントパイラーを使った堤防補強工事。東日本大震災の被災地復興も支えている(2020年、岩手県大船渡市)

「知らん」の強さが原点
 技研製作所(高知市布師田)が圧入機「サイレントパイラー」を開発して7月で丸50年を迎えた。鋼矢板などのくい打ち工事で「地球がくいをつかむ」力を利用することで、無振動・無騒音を実現。開発者の北村精男・名誉会長(84)は海外展開に加え、海洋や宇宙進出も見据える。節目の思いを聞いた。

 北村氏は1967年に技研の前身、高知技研コンサルタントを創業。くい打ち工事を手がけるたびに騒音や振動の苦情を受け、「何とかせんといかん」と考えを巡らせていた。

 発明のアイデアが浮かんだのは、播磨屋橋近くの建設現場だった。土留めのために打った鋼材を引き抜く作業中、地中の抵抗が大きく鋼材が裂けた。

「サイレントパイラーを生かし、『防災といえば技研』という知名度を上げたい」と話す技研製作所の北村精男名誉会長(高知市布師田の同社本社)

「サイレントパイラーを生かし、『防災といえば技研』という知名度を上げたい」と話す技研製作所の北村精男名誉会長(高知市布師田の同社本社)

 「先に打ち込んだくいをつかんで、引き抜かれまいとする力を使えば、次のくいを地中に押し込めるんじゃないか、と。これができたら業界の救世主になると思った」

 「高知のエジソン」と言われた垣内(南国市)の垣内保夫社長(故人)に図面を見せたのが1973年。従来とは桁違いの油圧力でくいを地中に押し込むポンプやバルブを調達し、75年7月、社屋があった高知市高須で初号機の実演に成功した。

 「知識のある者からしたらばかみたいな構想。でも私は機械の素人だから…

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