「ひとりでおとまりしたよるに」

2025.08.22 05:00

「ひとりでおとまりしたよるに」

高知新聞社

ひとりでできるかな

　ある日(ひ)、エイミーはお母(かあ)さんに、ひとりでおばあちゃんの家(いえ)にとまりに行(い)きたいと言(い)います。お母(かあ)さんは初(はじ)めてのことで心配(しんぱい)しますが、エイミーはだいじょうぶと返事(へんじ)をしました。そして、三(みっ)つのたからものをかばんにつめて、出発(しゅっぱつ)しました。

　おばあちゃんの家(いえ)では楽(たの)しいことがいっぱい。でも、夜(よる)になるとさびしくなってきました。お母(かあ)さんや弟(おとうと)たちのことが気(き)になってねむれません。

　そこで、エイミーはかばんからたからもののマットを出(だしました。マットはエイミーを乗(の)せて空(そら)を飛(と)び、家(いえ)へ向(む)かいます。家(いえ)の様子(ようす)を見(み)たエイミーは、安心(あんしん)してねむります。

　つぎの夜(よる)も、エイミーは木馬(もくば)に乗(の)って家(いえ)の様子(ようす)を見(み)に行(い)くと、安心(あんしん)してねむりました。最後(さいご)の夜(よる)は、あらしのなか木(き)の船(ふね)に乗(の)って家(いえ)を見(み)に行(い)きますが、だれもいません。エイミーは泣(な)き出(だ)しますが…。

　ひとりでおとまりしてみますか？（ＮＰＯ(エヌピーオー)法人(ほうじん) 高知(こうち)こどもの図書館(としょかん)　中村(なかむら) 順子(じゅんこ)）

『ひとりでおとまりしたよるに』
フィリパ・ピアス／文(ぶん)　ヘレン・クレイグ／絵(え)　さくまゆみこ／訳(やく)　徳間(とくま)書店(しょてん)()　　
☆おすすめ･･･小学(しょうがく)低学年(ていがくねん)以上
(いじょう)

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