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2025.04.23 08:45

断崖岩窟にひっそり 「土佐の投入堂」聖神社 越知町

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断崖の岩窟に立つ聖神社(越知町南ノ川=森本敦士撮影) 

断崖の岩窟に立つ聖神社(越知町南ノ川=森本敦士撮影) 


 越知町と津野町を隔てる尾根近く。新緑が萌(も)え始めた断崖絶壁の岩窟に「土佐の投入堂(なげいれどう)」と呼ばれる謎の神社が立っている。

 越知町小日浦(こびうら)地区の聖(ひじり)神社。1879(明治12)年に改築された記録が残っているものの、いつ、誰が創建したかは分かっていない。
 
 神社を長年守ってきたのは、小日浦地区の関係者。絶壁にはしごをかけて社殿を修復し、谷に橋を架けるなど参道も整備してきた。

 かつて一帯はミツマタ畑が広がり、マンガン鉱の採掘でもにぎわったが、70年ほど前に200人を超えていた地区の人口は現在3人。維持整備を担ってきた集落出身者も80代後半に。
 
 社殿や参道の老朽化が課題となっている。(乙井康弘)

◆秘境絶景「聖神社」の維持管理が難航 整備の住民高齢化 「安全に行けなくなる」 越知町

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