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2025.03.18 08:55

室戸の春はブリの春!「ようやくきた」今季最高2500匹、港に活気 室戸市佐喜浜町

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脂を蓄えたブリが水揚げされた佐喜浜港(室戸市佐喜浜町)

脂を蓄えたブリが水揚げされた佐喜浜港(室戸市佐喜浜町)

 室戸市の佐喜浜港で17日、佐喜浜大敷組合の定置網に入ったブリ約2500匹が水揚げされ、港は活気に包まれた。今季最高の水揚げとなり、ブリ到来を心待ちにしていた漁師は「ようやくブリの春がきた」と大漁を喜んだ。

 同市沖では3~5月に脂を蓄えたブリが回遊。佐喜浜、椎名、三津、高岡の市内4大敷でつくる市定置漁業振興協議会は、体重や体脂肪の基準を満たした個体を、「室戸春ぶり」として出荷している。

 今季は2月1日にシーズンの訪れを告げる「春ぶり宣言」が出されたが、同協議会などによると、3月5日に佐喜浜大敷で水揚げされた約千匹が最高。4大敷とも宣言後の水揚げが伸びず、漁師らはブリ到来を今か今かと待ち望んでいた。

 この日は10キロ超えの丸々太ったブリが次々と水揚げされ、漁師はウズウズしていた気持ちを晴らすかのように「大漁じゃ!」と大喜び。認定された2337匹が「春ぶり」として首都圏や関西などに出荷された。

 同大敷の岡本勝己さん(63)は「脂乗りがいいブリは今しか食べられない。これからどんどん揚がってくるので、室戸にも食べに来てほしい」。4月5日には同市の海の駅とろむで「おさかな祭り」があり、春ぶりの解体ショーやさばき体験などが行われる。(板垣篤志)

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