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2025.02.04 05:00

小社会 若き起業家

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 若者が活躍できる高知の姿をどう描くか。人口減が進む本県の今後を考える上で重要な課題の一つだろう。

 2024年に進学や就職などで本県から転出した人と県外から転入した人の差はマイナス3121人。このうち15~24歳は2003人に上る。県の調査によると、県外に出た若者が高知に住み続けたいと思わなかった理由は「給与が少ない」がトップ。「都会で暮らしたい」「希望する業種や職種の仕事が少ない」などが続いた。

 県内企業も魅力向上や学生へのPRに努めてはいる。しかし、都市部の大企業を中心に賃上げが進む昨今、若者の流出を食い止めるのは容易ではない。

 そんな中、可能性を感じるのが起業家教育だ。先月審査が行われた県地場産大賞の高校生部門。県内で駆除されたシカを原料に商品開発を続ける高知商高のジビエ部、香美市特産の芋のスイーツを売り出す山田高の地域みらい部など、生徒たちの地元愛と熱意が光っていた。

 特に注目を集めたのが国際高2年の中谷真穏さん。土佐和紙を使った折り紙アクセサリーを発案し、一人で応募した。「高知の魅力を海外に発信したい」「最初から起業するつもりでやっています」。さらりと語る姿が頼もしかった。

 地元の良さを深く知り、なりわいにつなげる。やりたい仕事は自らの手で作り出す。そんな若者が増えれば高知の未来は暗くない。官民挙げた支援で、若き起業家を育てたい。

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