2025.01.14 05:00
小社会 新ルール

来月の高知龍馬マラソンに向けた練習だろう。まだ体慣らしの段階かもしれないが、さっそうと駆ける姿から意気込みが伝わってくる。「頑張って」と声をかけたくなった。
いまでは全国各地で行われるようになったフルマラソン。1896年に始まった近代五輪では第1回アテネ大会から導入されている。当初のルールは約40キロという曖昧な距離だったようだが、1908年のロンドン大会が転機となる。
英王女が、観戦しやすいように宮殿からのスタートと、競技場のボックス席前でのゴールを要望。採用され、その時の距離42・195キロが後年、定着したという。曖昧さが是正されたのはよいとしても、権力者のエゴが絡んでいるのには、あぜんとさせられる。
米国のトランプ次期大統領の過激な発言が止まらない。メキシコ湾を「アメリカ湾」に改名するとも公言した。政権の要職に就く予定の実業家も、同盟国ドイツの首相を「無能」と口撃するなど、立ち振る舞いに波紋が広がる。
マラソンに例えるなら、1位になりたくて、号砲前からどう喝したり、駄々をこねたりしている印象だろうか。それでも権力者の鶴の一声は時に通り、新しいルールになるから怖い。国際社会が戦々恐々とする新政権のスタートまで1週間を切った。























