2025.01.10 08:56
歌謡史の節目に立ち会い やしきたかじんさんとの深い縁...音楽プロデューサー・竹中建三さん(四万十市)―時代の旅人 あの人に聞く(18)

関わったミュージシャンたちの思い出を語る竹中建三さん(四万十市中村桜町)
米女性シンガー、キャロル・キングさんの代表作「タペストリー」(1971年)を手に、来日の際に仕事で立ち会ったことなどを回想し、「彼女とはさほど一緒にいたわけではないけど、カーペンターズやキム・カーンズとは何回か食事したり京都見物したりしましたねえ…」と頬を緩ませる。
「こっちのアルバムは京都のオクノ修の復刻版。とてもいいですよ、これは」
シンガー・ソングライターのオクノさんは、京都・河原町で老舗喫茶「六曜社」を営む。京都で生まれ育った竹中さんは、中学生の頃から六曜社に出入りし、オクノさんとは長年にわたって親しい。
竹中さんは同志社大学を卒業後、キングレコードに入り、99年に退職するまで大阪支店で主に宣伝を担当した。演歌や歌謡曲、フォーク、洋楽まで幅広く関わり、セルジオ・メンデスさんやバート・バカラックさん、クインシー・ジョーンズさん…ら名前を挙げればきりがない。
71年から続く大阪の野外音楽祭「春一番」初期、そしてキングレコード傘下のレーベル「ベルウッド」の立ち上げ(72年)など、フォーク史の大きな節目を間近で見つめてきた人でもある。
歌謡曲で最も深く関わったのは、やしきたかじんさんだ。70年代に京都のラジオ局プロデューサーから「えらい、歌のうまいやつがおるぞ」と聞かされた竹中さんは、ベルウッドの社員を連れて、祇園の小さなバーへ訪ねていった。
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