2025.01.07 05:00
小社会 正月七日

仕事始めが雨だと、幸先が悪いスタートにも捉えがちだが、適度な降雨は春に向けた「恵みの雨」となる。三が日なら伝統的に「御降(おさがり)」と呼ばれ、豊穣の前兆とされてきた。雪も「米を連想させるめでたいものとも受け止められる」という(「角川俳句大歳時記」)。
残念ながらきのうは御降に当たらないが、午後は一転、晴れ上がった。そして、きょうは正月七日。朝、万病を防ぐとされる七草がゆを食べたご家庭も多いだろう。吉兆を信じたい。
気になるのは、この先の寒さである。昨年の高知市の年平均気温は18・7度で、観測史上最も高かった。地球温暖化を感じざるを得ないが、こと12月に限ると、平均気温は8・2度で、平年値より0・6度も低かった。
急に寒くなった印象があるのは当然だろう。気象庁の3カ月予報では西日本は今月も気温が平年並みか低い見込み。インフルエンザも流行している。「七草がゆを食べたのに寝込んだ」とならないよう十分に気をつけたい。
〈帰省の子みな立ち去りし七草や〉相馬遷子。冬休みも終わり、あすからは多くの学校で新年の授業が始まる。間もなく受験シーズンも本番へ。改めて、健康で実り多い1年になりますように。






















