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2024.12.17 08:18

消防団員報酬の税過徴収 中芸広域連合消防本部もミス

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 中芸広域連合消防本部は16日、年額5万円を超える消防団員の報酬について、2022年4月~23年3月支払い分の税金を過大に徴収していたと発表した。年額報酬5万円以下の団員の源泉徴収票などへの記載にもミスがあった。

 5万円超の報酬については22年度以降、国の通達に基づき、5万円を超える部分のみが課税対象となった。しかし、通達を認識せず、誤って報酬全額を課税対象にしたという。対象は28人で、過徴収額は計3万6382円。

 また、5万円以下の団員の報酬は非課税のため、源泉徴収票や町村に提出する給与支払報告書の支払い金額欄に「0円」と記載する必要があるが、08~23年まで、支払った報酬全額を記していた。誤記載により年間所得が増え、住民税を過大に納付した団員がいる恐れがある。該当する人数や納付額は精査中という。

 他自治体で同様の過徴収があったことから調査し、二つのミスが判明した。竹内誠祥消防長は「団員と元団員、関係者に心よりおわびする。今後は細心の注意を払って事務を行う」としている。(深田恵衣)

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