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2024.09.26 08:42

直径40メートルのマンホール!? コスモスの巨大地上絵 越知町の大桐広場に協力隊員が描く

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越知町の大桐広場のローラースケート場に描かれたコスモスの巨大絵。写真の中央左でスケートボードに乗る制作者、リバ・クリストフさんが豆粒のよう(越知町の大桐広場)

越知町の大桐広場のローラースケート場に描かれたコスモスの巨大絵。写真の中央左でスケートボードに乗る制作者、リバ・クリストフさんが豆粒のよう(越知町の大桐広場)


 越知町大桐地区の大桐広場にこのほど、同町の町花、コスモスを描いた直径40メートルの〝地上絵〟がお目見えした。町内のマンホールのふたに描かれている絵柄を広場にあるローラースケート場に描き写しており、圧巻のスケールに訪れた人が驚いている。

描き写したマンホールの絵柄と、道具を持つリバさん(越知町役場)

描き写したマンホールの絵柄と、道具を持つリバさん(越知町役場)

 手がけたのは同町の地域おこし協力隊員、リバ・クリストフさん(31)。フランス人の父と、両親が越知町出身の母を持ち、大阪市から移住して2021年に協力隊員となった。

 美術大を卒業したリバさんの任務は観光振興で、これまでも町内の倉庫や郵便局の壁面に仁淀川など町をイメージした作品を描いてきた。10月の任期終了を前に「町のPRにつながる絵を描きたい」と、広場を管理する県に直談判して実現した。

制作中の巨大絵。すべてローラーで色を塗った(8月、大桐広場)

制作中の巨大絵。すべてローラーで色を塗った(8月、大桐広場)

 1988年に整備されたローラースケート場にはアンモナイトが描かれていたが、老朽化で色が剥がれるなどしていた。描画は6月から3カ月以上かけて行われ、地面をいったん白に塗り替え。コスモスを下描きし、ローラーを使ってピンクや薄緑に塗り上げた。「おち」「おおぎり」の文字も添えられている。

 地上絵は、近くの県道から見渡せる。リバさんは「大桐広場が少しでも明るくなったらうれしい。協力隊卒業後は、人がにぎわうイベントを開催したい」と意気込んでいる。(乙井康弘)

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