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2024.07.30 08:40

高知のあいつに会いに行こう フォークシンガー・加川良さん 地方に希望、人生歩む―音の還る場所

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夏の四万十市安並の風景と、県内の親しかった人に宛てた加川良さんの手書き文字

夏の四万十市安並の風景と、県内の親しかった人に宛てた加川良さんの手書き文字

 1970年代から活躍したフォークシンガーの加川良さんが、2017年春に69歳で亡くなってから7年になる。最後に暮らしていたのは山梨県だが、高知の人と土地が好きで、よくやって来てはのんびり滞在していた。若い頃に書いた、そのものずばりの曲「高知」には、あいつの住んでる高知へ行こう―というフレーズがある。「あいつ」とは誰だろう?

 猛暑の今月半ば。四万十市安並を流れる後川の土手に立つと、夏の太陽が風景の隅々まで輝かせていた。35度を超える暑さの中、ウグイスが鳴き、近くの中村高校のグラウンドから野球の打球音が聞こえてくる。

 安並に暮らす溝渕司さん(71)は、ミュージシャンで同市中村愛宕町で長らくライブハウス「シルバー」を経営している。加川さんとは20代の頃から付き合っていた。「彼は2カ月に1回のペースでやって来ては、…

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