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2024.07.22 08:40

【動画】400年続く奇祭 大数珠担いでトランス状態、回って落ちて? 高知県土佐町で南川百万遍祭

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巨大な数珠を抱えたまま舞堂から落ちた参加者を引っ張り上げる攻防も「南川百万遍祭」の見どころ(土佐町南川の大谷寺)

巨大な数珠を抱えたまま舞堂から落ちた参加者を引っ張り上げる攻防も「南川百万遍祭」の見どころ(土佐町南川の大谷寺)

 土佐町南川の大谷寺で21日、400年以上続くとされる「南川百万遍祭」が行われた。長さ約30メートルの数珠を担いだ住民たちが、何かに取り付かれたかのように、ひたすら舞堂を回り続ける奇祭。数珠を抱えて舞堂から落ちようとする者、引き上げる者。熱気のこもった数珠繰りが繰り広げられた。

 百万遍祭は1331年に京都・知恩院の僧が100万回の念仏を唱え続け、疫病を終息させた故事が由来とされる。全国的には車座の参加者が数珠を回しながら念仏を唱える形が一般的。南川地区のように数珠を担いで回るのはかなり珍しい。

 ダンダンダン―。締太鼓が打ち鳴らされる中、約20人の男衆がタラの木で作った巨大な数珠を担いで30分ほど回り、日本酒などを飲んで小休憩。今年はこれを3回繰り返した。

 酒が入って「トランス状態」になった男衆が数珠を抱えて倒れ込んだり、舞堂から落ちようとしたり。周囲の人間が懸命に引き上げようとするも、落ちた側も簡単には起き上がらない。激しい数珠繰りが続いた。

 約2時間回った後、数珠を境内の大木にくくりつけて祭りは終了。町職員の中西佑一朗さん(23)は「今年は特に激しく回った気がする。この場でしか味わえない感覚が好き」と汗をふきふき。標高約500メートルに15世帯26人が暮らす南川地区。地区長の竹政敬生さん(52)は「地元出身者が帰ってくるきっかけにもなっている祭り。マンパワーは少ないけど、できる限り続けていきたい」と話していた。(谷沢丈流)

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