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2024.07.02 08:33

外国人の暮らしに安心を 県外国人生活相談センター長・広瀬留美子さん(48)高知市―私と高知新聞

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「外国人が安心して暮らせるよう、新聞で勉強を続けたい」と話す広瀬留美子さん(高知市本町4丁目の県外国人生活相談センター)

「外国人が安心して暮らせるよう、新聞で勉強を続けたい」と話す広瀬留美子さん(高知市本町4丁目の県外国人生活相談センター)

 高知県で暮らす外国人の不安の解消に努めている。応じる相談は、法制度に関するものから「ハラルフードはどこで買える」「着物が着られるところは?」などなど、多岐にわたる。

 知識を得るために活用しているのが新聞だ。「世の中のことを幅広く知り、高知や日本のことを分かりやすく伝えるために」ジャンルを問わず目を通す。

 特に、法律や制度の変更といった内容は「時間をかけて読み込みます」。在留資格や出産時の給付金、子育て支援金の制度などを「かみ砕いて説明するには、まず自分が理解しないといけない」からだ。気になった記事をまとめたスクラップブックは現在20冊目。手元に置いては開き、仕事に生かしている。

 沖縄県宜野湾市の出身。母親は4歳まで、日本の植民地だったパラオで暮らした。「みんな温かくて大家族みたい」な地だと聞いて育った。20代の頃、国際協力機構(JICA)の海外協力隊員としてパラオへ。小学校の教員を務めた。母の言葉通りの姿に「感動した」。現地の新聞で自身の活動が紹介された。「不安もある中、地元の人に認めてもらえたように思った。5部買って実家にも送りました」と笑う。

 夫の仕事の都合で高知に来て12年目。センターで働いて3年、なじみの顔も増えた。

 今年4月には、トマト農園で働くインドネシア人の知人男性が本紙の「ただ今修業中」のページに登場した。仲間とのお祝いの席で、男性は新聞を広げ「こんなに大きく載るんだ」と目を輝かせていたという。

 「『日本の一員になれたんだ』と感じたんだと思う。私もうれしかった」と喜び、「外国の人が安心して暮らせるよう、これからも新聞で勉強を続けます」と話した。(相良平蔵)

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