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2024.03.19 08:36

品川区が県産材の利用増へ 高知県、県木材協会と協定 都市と地方の共栄図る

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木材利用の協定を結んだ=左から=浜田知事、森沢恭子品川区長、小川康夫・県木材協会長(品川区児童相談所)

木材利用の協定を結んだ=左から=浜田知事、森沢恭子品川区長、小川康夫・県木材協会長(品川区児童相談所)

 歴史的なつながりから高知県との交流を深めている東京都の品川区が18日、県、県木材協会との3者で「木材利用促進等に関する協定」を結んだ。公共施設への県産材利用を拡大し、脱炭素社会や持続可能な開発目標(SDGs)も意識しながら、地方と都市の協力を強めていく。

 品川区には土佐藩の下屋敷や砲台の跡があり、坂本龍馬の顕彰活動も行われてきた。こうした縁から2018年、県と区で包括的な連携協定を締結。内装に県産材を使った施設も造られている。

 今回の協定は木材分野での関係をより深める内容。区は公共建築物の木造化に取り組み、県産材を積極的に利用する一方、県は協会と連携して材の安定供給に努める―などとしている。

 区児童相談所の県産材を使ったロビーで開かれた締結式では、浜田省司知事と小川康夫会長、森沢恭子区長が協定書に署名。森沢区長は「『木育』をコンセプトにした子育て施設も検討している。区民が木材と触れ合えるよう、円滑な供給をお願いする」とあいさつした。

 浜田知事は「高知は全国一の森林県だが人口減でも全国の先頭。都市と地方の共存共栄を図りたい」と答礼。小川会長も「県産ヒノキは油分が多く、年を経るほど光沢が出る。いい材を供給していきたい」と話した。(片岡昭夫)

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