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2024.03.01 13:18

【WEB限定】「相撲は私の中の光る石」「故郷への感謝と誇りが力に」 元大関朝潮のふるさとへの思いあふれる寄稿文 全文紹介

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幼少期の元大関朝潮、長岡末弘さん=最前列中央=

幼少期の元大関朝潮、長岡末弘さん=最前列中央=

 
長岡末弘さんが寄稿した佐喜浜小学校の創立150周年記念誌

長岡末弘さんが寄稿した佐喜浜小学校の創立150周年記念誌

昨年11月に67歳で亡くなった大相撲の元大関朝潮、長岡末弘さん=室戸市出身=が昨年、創立150周年を迎えた母校の佐喜浜小学校の記念誌に寄稿していたことが分かりました。

 「ありがとう」と題した873字の文章には、同校で過ごした思い出や、力士となった長岡さんを応援し続けた地元への感謝が記されています。寄稿文の全文を紹介します。

「ありがとう」

 父が家を新築し椎名小学校から佐喜浜小学校に転校したのは小学校4年生の時、佐喜浜小学校は生徒数も多く立派な街の小学校でした。

 父は捕鯨船の砲手で家を空けることが多く、体の大きかった私は気は優しく力持ち、母の言いつけを守り勉強も頑張っていました。

 運動も当時流行(はや)っていた三角ベースの野球やけんけん相撲等、佐喜浜小学校で優しく厳しい先生の下同級生たちと楽しい子供時代を過ごしました。夏は川や海でウナギや手長エビを取って夕飯のおかずにしてもらったり、冬は焼き芋も最高でした。

 でも太っていたので走るのだけは苦手。そんな時マラソン大会があり何度も途中でくじけそうになりながら、地元の人々が口々に応援してくれたおかげで最下位でしたが汗もつれで完走出来たのも良い思い出です。

 相撲は愛宕中学校の時にピンチヒッターで出た大会で準優勝をしたことがきっかけで、…

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