2024年 04月29日(月)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2023.07.25 08:31

フレイル予防はゲームで楽しく 短大生考案、高知県大月町で30人体験

SHARE

学生が考案したフレイル予防ゲームに挑戦する高齢者ら(大月町農村環境改善センター)

学生が考案したフレイル予防ゲームに挑戦する高齢者ら(大月町農村環境改善センター)

 加齢に伴って心身の機能が低下するフレイル(虚弱)予防につなげようと、大月町弘見の町農村環境改善センターでこのほど、短大生が考案した早口言葉などのゲームを町民約30人が楽しんだ。「簡単そう」と言いつつ苦戦する町民もおり、会場は笑い声であふれた。

 授業の一環で予防策を考えている高知市の高知学園短期大学歯科衛生学科3年生33人が参加して21日に開催。学生から説明を受けた町民は、口にくわえたストローで折り紙で作った魚を持ち上げたり、ストローで吸い上げてパーツを運んで福笑いを完成させたりするなど、約20種類のゲームを楽しんだ。

 ゲームは口の周りの筋肉などを刺激し、食べ物が口からこぼれるのを防いだり、喉に詰まった物を吐き出したりする力を養えるという。

 参加した西谷宣子(たかこ)さん(72)=春遠=は「案外難しい。もっと肺活量があると思った」と笑顔。土居亜未さん(20)は「学んだことを地域の人と一緒に実践できてうれしい」と話していた。(坂本出)

高知のニュース 大月町 医療・健康 福祉 高齢者

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月