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2022.12.30 08:31

縁起直し?売れてます!しめ縄市盛況 高知市で12/30まで

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正月準備の客でにぎわうしめ縄市(高知市追手筋2丁目)

正月準備の客でにぎわうしめ縄市(高知市追手筋2丁目)

 年末恒例の「しめ縄市」が29日に高知市追手筋2丁目の歩道で始まり、正月に飾る門松や鏡餅を求める人でにぎわった。訪れた人は「やっぱりナンテンがあるのがえい」「あれもかわいいねえ」とじっくり品定めして回った。

 しめ縄市は、同市内外の生産者が追手筋周辺に門松などを持ち込んで売る、お城下恒例の歳晩の市。いつから始まったか分からないほど長い歴史があり、20年ほど前には約30店が並んでいた。ただ高齢化もあって出店者は年々減少。今年は市内の4店のみとなった。

 大きなもので高さ150センチほどある手作り門松を9セット並べた、宗安寺の農家、島本好女(よしめ)さん(80)は「今年はよう売れる。不景気やって聞くけんど、縁起直しをしたいき、買うがやろうかね」。近年、松やナンテンなどの入手が難しくなっているそうで、話が弾んだ客に「クマザサがあるとこ知っちゅうかね」。「あるある。また電話するわ」と聞き、ほっとした表情を浮かべていた。

 鏡餅や正月飾りのダイダイなどを並べた高橋尚子さん(65)=同市西塚ノ原=は「来てくれる人のために来年も続けます。みなさん、いいお正月を迎えてほしいですね」と話していた。市は30日も午前7時から開催する。(加藤風花)

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