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2022.12.23 08:40

和風チキン 揚げまくり―歳晩って、すごく密なので(4)

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仕上げのたれを塗って完成。クリスマスを前に厨房は大忙し(四万十市のちきん館本店)

仕上げのたれを塗って完成。クリスマスを前に厨房は大忙し(四万十市のちきん館本店)

 せっかくの聖夜。ケーキもいいけど、大きなチキンが食べたーい。そんな人々の願いとおなかを満たすのが、四万十市有岡の「ちきん館」本店。一年で最も忙しいクリスマスの季節を迎え、朝から晩まで鶏肉を揚げまくっている。

 看板商品は、和風ローストチキン「まるっぽ鶏」。約50年間変わらないレシピで日本人好みの気取らない味を提供し続けている。

 1・5~2キロの丸鶏にじっくりと火を通し、長年継ぎ足してきたしょうゆのたれにしばらく漬ける。175度の油で5~10分揚げ、仕上げにたれを塗れば完成だ。豪勢な見た目とは裏腹に、箸でつつけばほぐれる軟らかさで、家族で囲めばあっという間になくなること請け合いだ。

 県内外からクリスマス用に入る注文は数千件。冷蔵便や冷凍便でも対応するため、12月中旬以降は未明から午後10時ごろまで一日中揚げっぱなしなのだそう。「24日はもっと忙しい。フライヤーを増やして備えます」と代表の川間凡也さん(62)。きーんと冷え込む日が続く中、厨房(ちゅうぼう)の熱気は今が真っ盛りだ。(幡多支社・河本真澄)

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