2026.05.16 03:48
好みのワイン、科学で提案 ソムリエがアプリ開発

好みに近いワインを科学的に導き出すアプリを開発したシニアソムリエの神谷豊明さん=愛知県安城市
スマートフォンで簡単な質問に答えると、蓄積された約8千本のデータから、好みに近いワインを科学的に導き出すアプリが登場した。開発したのは愛知県安城市のシニアソムリエで、信州大大学院の博士課程に在籍する神谷豊明さん(50)。スーパーや飲食店での利用を想定。7月から本格運用を始める予定。
ワインの風味は酸味や甘み、香りなどが複雑に絡み合っている。神谷さんがソムリエとして客と向き合う中、好みを聞いてワインを薦めても、相手の味覚に合わないことがあった。味の感じ方は人それぞれだと実感し、数値化できないかと考えるようになった。
ワインの味わいを科学的に分析する試みを2008年に始め、人の舌を模倣した味覚センサーを導入。ただ、「ボディ」と呼ばれるコクがうまく捉えきれなかったり、測定値と実際の味わいにずれがあったりした。
より精度の高い分析を求め、23年に同大院へ入学した。色彩や、香りに関する物質を分析する機器なども用いて、市販のワインで530項目を計測。データを統計処理するなどし、アプリ「TasteMap」の開発にこぎ着けた。




















