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漁の詩 高知の漁業最前線
「漁」と書いて「すなどり」と読む。魚や貝をとる人、すなわち漁師のこと。万葉集にも出てくる古語だ。漁業は古代から高知県基幹産業の一つだが、魚価下落や燃料高騰、後継者不足に悩まされ続けている。
65記事
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漁の詩 高知の漁業最前線
「漁」と書いて「すなどり」と読む。魚や貝をとる人、すなわち漁師のこと。万葉集にも出てくる古語だ。漁業は古代から高知県基幹産業の一つだが、魚価下落や燃料高騰、後継者不足に悩まされ続けている。
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Vol.41
漁の詩 高知の漁業最前線(41) 第4部(8)黒潮の源流域に異変
中西部太平洋のカツオ漁法別漁獲量(水産庁資料より) 日本近海と高知県沿岸のカツオ漁が、長期の不漁傾向にあえぐ実態がはっきり見えてきた。 これに対し、独立行政法人「水産総合研究センター」(横浜市)は「カ...
Vol.42
漁の詩 高知の漁業最前線(42) 第4部(9)漁師が食べていけん
水産の世界の苛烈な競争の中、攻めの姿勢で勝ち残ってきた明神照男さん(黒潮町佐賀の明神水産) 幡多郡黒潮町佐賀の「明神水産」会長、明神照男さん(72)。全国に名をとどろかす三隻の「佐賀明神丸」船主で、漁...
Vol.43
漁の詩 高知の漁業最前線(43) 第4部(10)儲けんで、かまん
双眼鏡で魚群を探す。波がなくても船体はかなり傾く(宮城県の東方約900キロ、第123佐賀明神丸) 幡多郡黒潮町佐賀の明神水産会長、明神照男さん(72)が話を続ける。 「昭和三十四年に建造した初代『佐賀...
Vol.44
漁の詩 高知の漁業最前線(44) 第4部(11)資源管理放棄で自滅
興奮したカツオの体表には独特のしま模様が現れる 幡多郡黒潮町佐賀の明神水産会長、明神照男さん(72)の話で、現行の「早い者勝ち」漁業がさまざまな矛盾を抱えていることが分かった。それを解決するために明神...
Vol.45
漁の詩 高知の漁業最前線(45) 第4部(終)海の恵み いつまでも
土佐の「お家芸」ともいえるカツオの一本釣り。非効率ながら1匹ずつ釣り上げる漁法には「命」に対する敬意が込められている(宮城県の東方約1000キロ、第123佐賀明神丸) 銀色に輝くカツオの大群が海面を跳...
Vol.46
漁の詩 高知の漁業最前線(46) 第5部 魚よ永遠に(1)
一本釣りの灯を守る 一本釣りといえば「豪快」。世間一般のイメージは、この一語に尽きるのではないだろうか。それが魚群を一網打尽にする大型巻き網漁とは異なり、資源に配慮した持続可能な漁法であることはほとん...
Vol.47
漁の詩 高知の漁業最前線(47) 第5部(2)最後のよりどころ
4分割されたカツオの身が、わら焼きラインに向かう(静岡県藤枝市の「土佐鰹水産」静岡工場) 静岡・焼津港から北西へ約四キロ。「土佐鰹水産」静岡工場(藤枝市)の一角で、カチンコチンに凍ったカツオの頭と尾を...
Vol.48
漁の詩 高知の漁業最前線(48) 第5部(3)遠洋のカツオも減少
静岡・焼津港に入港した一本釣り船「第2正洋丸」。後方には起重機を備えた巻き網船が並ぶ(1920年11月) 頂に雪をまとった富士山が、かなたにうっすらと浮かび上がっている。晩秋の風が肌を刺す。 遠洋漁業...
Vol.49
漁の詩 高知の漁業最前線(49) 第5部(4)世界の海で過剰漁獲
釣り上げた直後、ショックで口を開けた状態で凍結された一本釣りカツオ。(静岡・焼津港) 連載第三、四部では、「近海」の一本釣りがカツオの減少にあえぐ状況を伝えた。今回「遠洋」の漁師に聞いてみれば、彼らも...
Vol.50
漁の詩 高知の漁業最前線(50) 第5部(5)タラ枯渇を教訓に
網で捕獲したものの商品価値がなく、港で選別された魚。洋上で投棄されるものもある。MSC認証では乱獲のほか「混獲」についても厳しく問う 環境や自然保護といえば、「教条主義的」「過激」といった負のイメージ...
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