公の群像
「公(おおやけ)」の担い手、市町村職員たちの実像を手繰り寄せて見えてくるものは-。長期連載で浮き彫りに下、高知の「公」の姿。
111記事
公の群像
「公(おおやけ)」の担い手、市町村職員たちの実像を手繰り寄せて見えてくるものは-。長期連載で浮き彫りに下、高知の「公」の姿。
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公の群像 099 保健師がいます(10) だからチームでやる
課題と向き合う職場 「子育てにしろ、人づくりにしろ、根底が揺らぎゆう社会やと思うがです」 中芸広域連合保健福祉課長、広末ゆかの話が続く。 「そこをもう一回立て直さんと子どもが社会に出ていけん、出てもま...
公の群像 113 技術屋として(12=終) たぶん自分は中継役
ダンプは走り続けても… 誰もその名を「とものり」とは読んでくれない高知県吾川郡いの町技術監理課の技監、北川奉功。検査と入札契約、それに技術指導を受け持つ身だが、「人に教える立場」にはなるべくしてなった...
公の群像 114 あの日から(1) 34メートルといわれても
「新想定」を伝える紙面 あの日。高知大学の3回生だった泉彩里(23)は、就職活動に精を出していた。 大学で面接の練習をして寮に戻ると午後3時を回っていた。何の気なしにつけたテレビが映し出してきたのは、...
公の群像 115 あの日から(2) やるしかないがよ
浸水必至の佐賀中心部 南海トラフ巨大地震の新想定で絶望的な津波高を突き付けられた高知県幡多郡黒潮町。その「3・31ショック」から2カ月後の昨年5月、同町は保育士も含めて200人いる職員すべてを全地区に...
公の群像 116 あの日から(3) 世話焼く土地柄でも
訓練参加者の年齢層は… 「びっくりしたがは、こないだの選挙よ。10年後はほんと、大丈夫かなぁと…」 高知県幡多郡黒潮町佐賀の町民館長を務める今西文明(53)が、浮かぬ顔をしている。地域担当制で地元佐賀...
公の群像 117 あの日から(4) 「国」からやってきて
佐賀庁舎の悲しい“目印” 昨秋から高知県幡多郡黒潮町佐賀庁舎外壁の最上部に、長さ30センチほどの青いテープが張られてある。新想定だとここまで浸水するという目印で、海抜11メートル余りの位置。防災担当相...
公の群像 118 あの日から(5) 「否定」は一切禁じる
黒潮町の防災対策会議 「3・31」。高知県幡多郡黒潮町で特別な意味を持つあの日の朝、呼び出しを食らった松本敏郎(56)が役場の自席に着くと、総務課長の松田博和(59)が近寄ってきた。松田は黙って机の上...
公の群像 119 あの日から(6) ようやってくれゆう
ある日の佐賀地区 「津波犠牲者ゼロ」を全職員挙げて―。 高知県幡多郡黒潮町情報防災課の情報推進係長、小橋賢二(44)は町の防災対策がそう喧伝(けんでん)されるといささか肩身が狭い。地域担当制で地元の佐...
公の群像 120 あの日から(7) 防災は花形職場?
きょうも朝会から 「おはようございます。えー今日の予定は…」 高知城の西に立つ高知市の防災拠点、総合あんしんセンターの5階。市消防局の奥に控える防災対策部内の一室で、午前8時半きっかりに朝会が始まる。...
公の群像 121 あの日から(8) 補助金生きてます?
飲み会は遠慮して… 「3・11」以降、防災意識が変わった人と変わっていない人がいる―。高知市地域防災推進課の青木憲孝が口にするこの見立てはあくまで彼の印象だが、青木は言葉を足して「前々から意識の高い人...
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GWはや終盤 日曜市、ひろめ市場...高知市中心部にぎわう
海岸沿いにたこ焼き香る 素朴な味、半世紀続くレトロな店内 癒やし求め常連今も―ちいきのおと(171)灘(黒潮町)
高知新港に初の国内コンテナ航路 鈴与(静岡市)が月1便、「週1」目指し積み荷確保へ
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