2023.12.23 08:32
「UFOの里」づくり(福島市飯野町) 誘客2万人、町民の4倍 街に宇宙人、国際研究所も―ニュースを歩く
UFOの模型が回ったり光ったり。UFOふれあい館には遊び心をくすぐる仕掛けがたくさん(写真はいずれも福島市飯野町)
「ミステリーゾーン」と書かれた黒カーテンをくぐると展示スペース。暗闇の中、宇宙人のフィギュアがぼうっと光に浮かび、ボタンを押せばUFOの模型がくるくる回る。
子どもが喜びそうな仕掛けに交じり、「CIA秘密文書」を厳かに並べたショーケースも。これ、本物?
ふれあい館に堂々と展示されているCIA秘密文書
マニアが喜ぶ展示は多数ある。日本のUFO研究の先駆者、荒井欣一氏が収集した資料3千点も。同氏が結成した「日本空飛ぶ円盤研究会」には、かの三島由紀夫や星新一も会員に名を連ねた。海外の研究者がわざわざ訪れ、著書を置いていくこともある。
国内の目撃情報を配置した地図パネルには、高知の「介良事件」の記載も。1972年、高知市介良の中学生が小型UFOを虫網で捕まえたという、オカルト界で有名な“事件”だ。
休憩室の畳のへりにもUFOが
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飯野町はもともと…