バーフバリ 伝説誕生
1月から高知市のあたご劇場で異例のロングランを続けていたインド映画の娯楽アクション大作「RRR」が、今月28日に終幕を迎えることが決まった。同作品の入場者は延べ5500人以上で、築約70年の古びた小さな映画館にとっては近年にない大ヒット。感謝を込めて最終の2週(16~28日)は「バーフバリ」シリーズなどインド映画祭りを行う。
バーフバリ 王の凱旋
同劇場は1955年4月に同市愛宕町1丁目に開館。シネコンのTOHOシネマズ高知以外では、同市内の単館映画館として孤塁を守っている。毎年のようにインド映画の人気作を扱っていて、今年は1月28日から「RRR」を上映。約3時間の長尺ながら、大群衆のアクションやダンス、恋や友情などを盛り込んだ内容が大受けし、多くのリピーターを生んだ。6~7月に配信やレンタルが始まった後も来場者は途絶えず、終了する28日までの上映は計35週。同劇場の最長記録だった宮崎駿監督のアニメ「もののけ姫」(1997年に18週)の倍近くになった。
ランガスタラム
このヒットを記念して同劇場は「午後3時頃のRRR祭」を企画。連日午後3時15分から、日替わりでインド大作を上映する。
▽17、20日=「RRR」と同じラージャマウリ監督・脚本の「バーフバリ 伝説誕生」の完全版(R15+)
▽18、22日=ラージャマウリ監督・脚本「バーフバリ 王の凱旋」の完全版
▽23、25日=「RRR」で主役の一人を務めたラーム・チャランの主演作で、7月に日本公開された「ランガスタラム」
▽16、19、21、24、26~28日=「RRR」(字幕版)
問い合わせは同劇場(088・823・8792)へ。(天野弘幹)