2023.04.17 21:30
リモート勤務で海外業務に従事 三菱電機が新制度
三菱電機の漆間啓社長=2021年12月、東京都千代田区
三菱電機が2023年度から、海外に赴任せず国内からリモート勤務で現地法人の業務に従事できるようにする新制度を導入したことが17日、分かった。世界規模で人事交流をしやすくして国際競争力の強化を目指す。多様な働き方により優秀な人材の確保にもつなげたい考えだ。
海外子会社の社員を東京本社の業務に起用することも想定している。海外法人間での活用もできる。これまでは子育てや介護といった事情で有能な人材が国をまたいで転勤できないケースがあり、課題となっていた。
三菱電機は世界40カ国以上で事業を展開。日本国内では22年度からリモート勤務ができる制度を本格導入していた。