2023.03.29 19:07
ページ単価の10倍、利用者負担 図書館蔵書の電子メール送信
図書館の蔵書の一部を電子メールで送信できる制度で文化庁は29日、利用者の負担を書籍は1ページにつきページ単価の10倍とした補償金額を認可した。全300ページで本体価格が1500円なら1ページ50円になる。制度は6月1日から導入される。
新聞や雑誌などは最初の1ページが500円、以降は1ページ100円を加算する。価格表示がない資料などは1ページ100円。書籍も含め、総額が500円未満でも補償金は500円とする。補償金は図書館等公衆送信補償金管理協会を通じて、出版社や作家ら著作権者側に分配される。
メール送信は、職員の研修など一定の要件を満たす「特定図書館」ができるようになる。