2023.02.27 08:35
【動画】恐竜が入野の砂浜疾走!? 高知県黒潮町に着ぐるみ144人 ずっこけ姿に笑いと拍手
ティラノサウルスの着ぐるみ姿で砂浜を全力疾走。ユーモラスな姿に観客から笑いが起きた(写真はいずれも黒潮町の入野海岸)
砂浜に恐竜の大群―!? 着ぐるみ姿で競走する「ティラノサウルスレースくろしお」が26日、高知県黒潮町入野の入野海岸で初めて行われた。県内外から集まった144人が、走りづらい着ぐるみ姿で砂浜を全力疾走。こけたり、迷走したりする姿に、観客からは笑いと拍手が巻き起こった。
ティラノサウルスレースは昨年4月、鳥取県で初開催された後、全国に拡大。「―くろしお」は、県内有志を中心としたグループ「ISANAの高知応援プロジェクト」が主催した。
代表の芝万智さん(39)=高知市=らによると、昨年11月に香川県観音寺市の有明浜でのレース開催を知り、「高知でも広い砂浜がある場所ならできるのでは」と企画。着ぐるみ持参を条件にウェブ上で参加を募ったところ、県内外からの申し込みが約2週間で100人を超えたという。
晴天に恵まれたこの日、会場には茶やピンク、緑などカラフルな着ぐるみに身を包んだ人々が集結。ラジオ体操で体を温め、成獣女性、成獣男性、幼獣(年齢別3部門)に分かれ、25~50メートルを走った。
レース前、みんなで砂浜に並びラジオ体操
家族3人でおそろいの花飾りも付けた戸田菜々海さん(9)=高知市=は「これは癖になる。足は遅いけど、ノリノリで走りました」と大笑い。芝さんは「参加者が楽しんでくれてよかった」と話していた。(河本真澄)