2023.02.18 08:40
越知道路バイパス6月開通 1.8キロ、土砂災害の危険箇所回避
国道33号「越知道路」のバイパス区間に架かる横倉大橋。奥が現国道33号(越知町越知丙=土佐国道事務所提供)
6月に開通するのは、連続雨量が250ミリに達すると通行止めになる国道33号の事前通行規制区間(越知丙―仁淀川町橘、全長25キロ)の起点(越知町越知丙)から越知丁に至るバイパス区間。仁淀川を渡る横倉大橋(195メートル)と立花大橋(170メートル)を新設し、現国道の対岸に横畠トンネル(962メートル)を抜いている。片側1車線で、設計速度は60キロ。
同事務所によると今回のバイパス開通により、国道33号のうち越知町内にある土砂災害などの危険箇所の4割を回避できる。現国道を通る場合と所要時間や距離はほぼ変わらない。
越知道路は、2007年に3工区(越知丁―野老山、1キロ)が開通。2工区3キロは08年度に事業着手し、総事業費は約180億円。残りの1・2キロは現国道で歩道整備や土砂災害防止対策を実施する。
同事務所は「2工区全体の開通によって、雨量による事前通行規制区間の短縮も目指していきたい」としている。(楠瀬健太)